【2025年最新】Excelでの円グラフの作り方を完全ガイド!

レポートやプレゼン資料で、数値を分かりやすく見せたい!そんな時に大活躍するのが「グラフ」ですよね。中でも「円グラフ」は、全体に対する各項目の割合(構成比)をひと目で伝えたいときに最適なグラフです。例えば、アンケート結果の「年代別回答者の割合」や、プロジェクトの「各タスクが占める工数の割合」などを表現するのに向いています。
この記事では、多くの人が使い慣れているExcelを使って、基本的で分かりやすい円グラフを作成する手順から、ちょっとした工夫でおしゃれに見せるコツまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
Excelが手元にない、あるいはもっと手軽にグラフを作りたい!という方向けの便利なツールも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の内容(目次)
【基本編】Excelで円グラフを作成する5つのステップ
まずは、基本となる円グラフの作り方を5つのステップで見ていきましょう。とても簡単なので、一緒に操作してみてくださいね。
STEP1: データを準備する
はじめに、グラフにしたいデータをExcelシートに入力します。ポイントは、「項目」と「数値」がわかるように、シンプルな表を作成することです。

STEP2: データ範囲を選択する
次に、グラフにしたいデータの範囲をドラッグして選択します。このとき、項目の見出し(ヘッダー)も含めて選択するのがポイントです。

STEP3: 円グラフを挿入する
データを選択した状態で、Excelの上部メニューから「挿入」タブをクリックします。次に、「グラフ」の項目の中から円グラフのアイコンをクリックし、表示された選択肢から「2-D 円」を選びましょう。これだけで、あっという間に円グラフが作成されます。

STEP4: グラフタイトルを編集する
挿入された直後のグラフにはこの例では「10月販売数」というタイトルが入っています。この部分をクリックして、内容が伝わる分かりやすいタイトル(例:「商品別 売上構成比」)に変更しましょう。

STEP5: デザインやレイアウトを調整する
グラフを選択した状態で表示される「グラフのデザイン」タブを使えば、グラフの色合いやスタイルをワンクリックで変更できます。また、「グラフ要素を追加」から凡例(はんれい)の位置を変えたりと、細かいレイアウト調整も可能です。

【見栄えUP編】もっと伝わる!円グラフのカスタマイズ術
基本的な円グラフが作れるようになったら、次にもう一歩進んで、より見やすく、伝わりやすいグラフにするためのカスタマイズ術をマスターしましょう。
パーセンテージ(割合)を表示する方法
円グラフで最も伝えたいのは「割合」のはず。各項目のパーセンテージを表示させましょう。
グラフエリアで右クリックし、「データラベルの追加」を選択します。
数値が表示されたら、その数値をもう一度右クリックして「データラベルの書式設定」を選びます。
画面右側に表示される設定画面で、「ラベルオプション」の中の「パーセンテージ」にチェックを入れ、「値」のチェックを外します。
データラベルを調整して見やすくする
パーセンテージを表示したら、ラベルの位置を調整してさらに見やすくしましょう。「データラベルの書式設定」の中にある「ラベルの位置」から、「内側」「外側」「中央」など、見やすい位置に配置できます。

特定の部分を切り離して強調する(切り離し円グラフ)
最もアピールしたい項目がある場合は、その部分だけを円の中心から少し離して目立たせることができます。
強調したいピース(扇形)を一度クリックして選択
さらにもう一度クリックします。
そのピースだけが選択された状態で、外側へドラッグすると、切り離すことができます。

色の組み合わせやフォントを調整する
グラフの色は、伝えたいメッセージやブランドイメージに合わせることが重要です。各ピースをダブルクリックすると、個別に色を変更できます。また、文字のフォントやサイズも調整して、全体の統一感を出しましょう。

円グラフの効果的な使い方や配色の基本については、こちらの記事「円グラフとは?効果的な使い方、作成のコツを徹底解説!」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【応用編】こんな円グラフも作れる!
Excelでは、基本的な円グラフ以外にも、少し変わった円グラフを作成することができます。
項目が多い時に便利!「補助円グラフ」
円グラフは項目数が多くなりすぎると、かえって見づらくなってしまいます。そんな時は、「その他」としてまとめた項目の中身を、もう一つの小さな円グラフで示す「補助円グラフ」が便利です。グラフの種類を選択する際に「補助円グラフ付き円」を選ぶことで作成できます。

中央に情報を追加できる「ドーナツグラフ」
円グラフの中央が空洞になった「ドーナツグラフ」も簡単に作成できます。中央のスペースに合計値やタイトルなどを配置することで、情報を集約し、スタイリッシュな印象を与えることができます。

もっと手軽に円グラフを作りたいならxGrapherがおすすめ
ここまでExcelでの作り方を解説してきましたが、「Excelがインストールされていない」「もっと直感的な操作で、素早くおしゃれなグラフを作りたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、インストール不要のオンライングラフ作成ツール「xGrapher」です。

xGrapherなら、ブラウザ上で数値を入力するだけで、誰でも簡単に美しい円グラフを作成できます。
直感的な操作感で、マニュアル要らず
デザイン性の高い豊富なテンプレートを完備
PNGやSVG形式で高画質な画像をダウンロード可能
会員登録も不要で、すぐに使い始められます。Excelでのグラフ作成に少しでも手間を感じたら、ぜひ一度「xGrapherの円グラフ作成ツール」を試してみてください。
まとめ
今回は、Excelを使った円グラフの作り方を、基本から応用、そして見栄えを良くするコツまでご紹介しました。円グラフは、ポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に見やすく、説得力のある資料を作成できる強力なツールです。
まずは基本の5ステップをマスターし、慣れてきたらパーセンテージの表示や色の変更など、カスタマイズに挑戦してみてください。そして、時と場合に応じてxGrapherのようなオンラインツールも活用しながら、効率的にデータを見える化していきましょう!

よくある質問(Q&A)
Q1. 円グラフの項目が多すぎてごちゃごちゃしてしまいます。どうすればいいですか?
A1. 円グラフの項目数は5〜7個までが理想的です。それ以上に多い場合は、割合の小さい項目を「その他」として一つにまとめ、必要であれば「補助円グラフ」を使って内訳を示すとスッキリして見やすくなります。
Q2. Excelのバージョン(Microsoft 365, 2021, 2019など)によって操作方法は違いますか?
A2. 近年のバージョン(Excel 2013以降)であれば、この記事で紹介した基本的な操作方法に大きな違いはありません。ただし、メニューの表示などが若干異なる場合があります。
Q3. 円グラフの色を、会社のブランドカラーなど自由な色に変更したいです。
A3. 可能です。色を変更したいピースをダブルクリックし、書式設定メニューから「塗りつぶし」→「塗りつぶしの色」→「その他の色」を選択すると、RGBや16進数カラーコードで任意の色を指定できます。
Q4. 円グラフの特定のデータラベル(パーセンテージなど)だけ文字を大きくしたり、太字にしたりできますか?
A4. はい、できます。変更したいデータラベルを一度クリックして全体を選択し、さらにもう一度クリックすると、そのラベルだけを選択できます。その状態で、ホームタブからフォントサイズや太字の変更を行ってください。
Q5. 作成した円グラフをPowerPointやWordに貼り付けたいのですが、どうすればいいですか?
A5. Excelで作成したグラフエリアを右クリックして「コピー」を選択し、PowerPointやWordの貼り付けたい場所で「貼り付け」をします。貼り付けオプションで「図」として貼り付けると見た目が崩れにくく、「元の書式を保持し、データをリンク」を選ぶとExcelの元データを更新した際にグラフも自動で更新されるので便利です。