QC7つ道具・新QC7つ道具

品質管理(QC)の現場で広く使われているQC7つ道具新QC7つ道具の全14ツールを紹介します。QC7つ道具は主に数値データを分析するツール、新QC7つ道具は言語データや思考を整理するツールです。xGrapherではこれらの多くを無料で作成できます。

QC7つ道具

QC7つ道具は、主に数値データをグラフや図で「見える化」し、問題の発見・分析・解決に活用するためのツール群です。1960年代に石川馨氏によって体系化され、製造業を中心に品質管理の基本として世界中で使われています。

パレート図
Pareto Chart
パレート図の例

不良項目やクレーム原因などを件数の多い順に棒グラフで並べ、累積比率を折れ線で重ねた複合グラフ。影響の大きい要因を特定し、改善の優先順位を決めるのに使います。

特性要因図(フィッシュボーン図)
Fishbone / Cause-and-Effect Diagram
特性要因図(フィッシュボーン図)の例

問題(特性)に対する原因(要因)を「人・機械・材料・方法」などの観点から魚の骨状に整理する図。チームでのブレインストーミングに最適です。

ヒストグラム
Histogram
ヒストグラムの例

データの分布やばらつきを棒グラフで可視化する図。製品の寸法や重量などのデータが規格内に収まっているか、品質の安定性を評価できます。

管理図
Control Chart
管理図の例

中心線と上下の管理限界線を引き、日々のデータをプロットして工程の安定性を監視するグラフ。異常の早期発見に役立ちます。

散布図
Scatter Plot
散布図の例

2種類のデータを点でプロットし、相関関係(正の相関・負の相関・無相関)を視覚的に把握する図。原因と結果の関係を推測する手がかりになります。

チェックシート
Check Sheet
チェックシートの例

データ収集時に記録漏れやミスを防ぎ、整理しやすくするための表や様式。不良項目をリスト化し発生のたびにチェックを入れることで集計を容易にします。

グラフ(層別)
Graphs / Stratification

棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなど各種グラフを使い分け、データの変化や傾向を直感的に理解します。層別はデータをグループに分けて比較する考え方です。

新QC7つ道具

新QC7つ道具は、言語データ(言葉やアイデア)を整理し、方針立案や計画策定に役立てるためのツール群です。1970年代に納谷嘉信氏を中心に開発され、企画・開発部門など数値化しにくい問題を扱う場面で力を発揮します。

親和図法(KJ法)
Affinity Diagram
親和図法(KJ法)の例

混沌とした情報やアイデアをカードに書き出し、親和性(似たもの同士)でグループ分けして問題の構造を整理する手法。未知の問題に対する糸口を見つけるのに有効です。

連関図法
Interrelationship Diagram
連関図法の例

要因間の複雑な因果関係を矢印で結び、主要原因と主要結果を特定する図。特性要因図では表現しにくい要因同士の相互影響を可視化できます。

系統図法
Systematic Diagram / Tree Diagram
系統図法の例

目的を達成するための手段をツリー状に体系的に展開し、実行可能な具体的方策を導き出す手法。目的→手段の階層を深掘りして最適解を追求します。

マトリックス図法
Matrix Diagram
マトリックス図法の例

2つの要素群を行と列に配置し、交点に記号(◎○△✕)で関連性の強さを表す図。品質展開(QFD)の基盤として、要素間の関係を一覧で把握できます。

マトリックスデータ解析法
Matrix Data Analysis
マトリックスデータ解析法の例

新QC7つ道具の中で唯一の数値解析手法。主成分分析(PCA)の結果を散布図上にプロットし、多変量データの項目間の類似性や特徴を視覚的に把握します。

アローダイアグラム
Arrow Diagram / PERT
アローダイアグラムの例

プロジェクトの各作業を矢線で表し、作業間の順序関係と所要日数からクリティカルパス(最短工期)を求める図。日程計画の立案・管理に活用します。

PDPC法
Process Decision Program Chart
PDPC法の例

目標達成までのプロセスで起こりうる問題や障害を事前に予測し、代替ルートや対策をフローチャート形式で図式化する手法。リスクマネジメントに有効です。

QC7つ道具 vs 新QC7つ道具の違い

QC7つ道具新QC7つ道具
扱うデータ数値データ(測定値・件数など)言語データ(言葉・アイデア・意見)
主な用途問題の発見・原因分析・工程管理方針立案・計画策定・構造化
活用場面製造現場・品質検査・工程改善企画・開発・プロジェクト管理
成立時期1960年代(石川馨氏)1970年代(納谷嘉信氏)
特徴統計的手法がベース。客観的にデータを分析図解・構造化手法がベース。思考を整理

より詳しい解説は「QC7つ道具・新QC7つ道具とは?全14手法の違い・使い分けを徹底解説」をご覧ください。

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