営業を変える!マンダラチャート活用術|目標達成の具体例と作り方

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営業活動において「今月の目標数字」は決まっていても、それを達成するための具体的な「日々の行動」に迷いが生じることはありませんか?頭の中ではわかっていても、いざ行動に移そうとすると優先順位がつけられなかったり、特定の業務に偏ったりしてしまうのは多くの営業マンが抱える悩みです。

こうした課題を解決し、目標達成までの道のりをクリアにする最強のツールが「マンダラチャート」です。メジャーリーガーの大谷翔平選手が高校時代に活用していたことで有名になりましたが、実はロジカルな思考と多角的な行動が求められる営業職にこそ、このフレームワークは最適です。

本記事では、営業現場で即活用できるよう、8つのサブテーマと計64個の具体的なアクション例を詳しく解説します。

営業マンがマンダラチャートを活用すべき理由

営業活動は、単に「気合」や「根性」だけで結果が出るものではありません。顧客分析、商談スキル、マインドセット、そして徹底した行動管理の積み重ねが成果につながります。マンダラチャートを導入することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 目標と行動が直結する: 中心に据えた「売上目標」に対し、何をすべきかが81個のマス目で可視化されるため、迷いがなくなります。

  • 思考の偏りを防ぐ: 8つの視点(サブテーマ)を設けることで、既存顧客への深掘りだけでなく、新規開拓や自己研鑽など、バランスの取れた活動が可能になります。

  • モチベーションの維持: 大きな目標を小さなアクションに分解することで、「今日何をすべきか」が明確になり、達成感を積み重ねやすくなります。

マンダラチャートの例

特に、営業成績が伸び悩んでいる時こそ、自分の行動を客観的に見直すための地図としてマンダラチャートが役立ちます。

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【営業版】マンダラチャートの基本的な作り方・書き方

マンダラチャートは、3×3の9マスを基本とし、それをさらに9つ並べた計81マスで構成されます。営業職の方が作成する際のステップは以下の通りです。

  1. 中心核(センター)を決める: 中央のマスに、最も達成したい「メイン目標」を書き込みます。(例:年間売上1億円、トップセールス獲得など)

  2. 8つの「サブテーマ」を周囲に配置する: メイン目標を達成するために必要な要素を8つ選びます。

  3. 64のアクションプランを埋める: 8つのサブテーマをさらに周囲へ展開し、それぞれ具体的な行動(To Do)を8つずつ書き込みます。

マンダラチャートの作り方手順

営業目標を達成する「8つのサブテーマ」と64のアクション例

営業マンがマンダラチャートを完成させるための、具体的な項目例を提案します。これをベースに、ご自身の環境に合わせてカスタマイズしてみてください。

1. 新規チャネルの開拓(行動量)

  • ターゲットリストを毎週50件新規追加

  • 毎日決まった時間に10件のテレアポ実施

  • 未接点企業へのレター(手紙)送付

  • 異業種交流会・セミナーへの月2回参加

  • 既存顧客からの紹介依頼を商談時に必ず行う

  • LinkedIn等のSNSでの情報発信とDM

  • 休眠顧客への掘り起こし連絡(月20件)

  • 過去の失注案件への定期的な状況確認

LinkedIn等のSNSでの情報発信のイメージ

2. 既存顧客の深掘り(リレーション)

  • 主要クライアントへの月1回の定期訪問・連絡

  • 顧客の業界ニュースを収集し情報提供

  • 他部署のキーマンを紹介してもらう

  • 成功事例インタビューの実施と共有

  • 契約更新の3ヶ月前からの先行提案

  • 接待や会食を通じた人間関係の構築

  • 顧客の誕生日や周年記念のお祝い

  • 現場の課題をヒアリングするアンケート実施

既存客とのリレーションイメージ

3. 商談・提案スキルの向上(質)

  • 週1回のロープレ(同僚や上司と実施)

  • 自分の商談音声を録音して振り返る

  • ヒアリングシートの項目アップデート

  • 刺さるキャッチコピーを盛り込んだ提案書作成

  • 競合比較表の最新化と反論処理(FAQ)の準備

  • プレゼン資料のビジュアル改善

  • 決裁ルートを早期に把握する質問術の習得

  • クロージング時の「期限設定」の徹底

商談・提案スキルの向上のイメージ

4. 商品知識・市場分析(専門性)

  • 自社新機能・新サービスの仕様を完璧に把握

  • 競合他社の動向を週1回リサーチ

  • 関連法規や公的補助金の知識習得

  • 顧客の成功事例(ケーススタディ)を10個暗記

  • 業界紙や経済ニュースの毎日チェック

  • 開発部門との定例情報交換

  • 専門用語を使わず説明する練習

  • 市場のトレンド予測を提案に盛り込む

商品知識・市場分析のイメージ

5. 業務効率・ツール活用(仕組み)

  • ITツールを活用、戦略・目標の可視化

  • SFA/CRMへの入力は商談直後に完結

  • メール返信テンプレートの30パターン作成

  • 移動時間中の音声学習(ポッドキャスト等)

  • 翌日のスケジュールを前日の退社前に確定

  • PCのショートカットキーを使いこなす

  • 書類の電子化とクラウド共有の徹底

  • デスク周りの整理整頓(探し物の時間をゼロに)

業務効率化のイメージ

6. 人間力・信頼構築(人間性)

  • 約束の時間は「5分前」を厳守

  • 相手の目を見て明るい挨拶と笑顔

  • 結論から話す「プレップ法」の徹底

  • お礼メールは商談後1時間以内に送付

  • 毎月2冊以上のビジネス書・専門書を読む

  • 清潔感のある身だしなみ(靴・スーツ・爪)

  • 相手の話を遮らずに聞く「傾聴」の姿勢

  • 社内のサポート部門への感謝と協力

人間力・信頼構築のイメージ

7. メンタル・マインドセット(持続性)

  • 断られても「次へのステップ」と捉える

  • 毎朝、目標達成後の自分をイメージする

  • ポジティブな言葉を意識して使う

  • 新年の目標設定を毎月見直す

  • 失敗を分析し、改善案を即実行する

  • ライバルの成功を素直に称賛する

  • 瞑想やマインドフルネスを習慣化する

  • 自分の強みを3つ以上言語化しておく

右肩あがりのイメージ

8. 健康管理(資本)

  • 1日7時間以上の睡眠を確保

  • 週2回のウォーキングまたはジム通い

  • 毎日の食事で野菜を意識して摂取

  • 始業前のストレッチ習慣

  • 水分補給(1日2リットルを目安)

  • 定期的な健康診断と歯科検診

  • 深酒を避け、休肝日を設ける

  • ストレス解消法(趣味)を最低3つ持つ

健康管理で運動しているイメージ

営業チームでマンダラチャートを運用するコツ

個人だけでなく、チーム全体でマンダラチャートを共有すると、組織としての営業力が底上げされます。

  • ナレッジの共有: 成績優秀な営業マンのマンダラチャートを公開することで、若手社員は「何を考え、どう動けばいいか」を具体的に学ぶことができます。

  • 1on1ミーティングの素材にする: 上司と部下でチャートを見ながら、「今週はこのアクションに集中しよう」と具体的なフィードバックが可能になります。

  • 柔軟な更新: xGrapherのようなデジタルツールを使えば、市場の変化に合わせて項目を即座に書き換え、チームにリアルタイムで共有できます。

チームでの共有イメージ

効率的に作成するならデジタルツールの活用がおすすめ

マンダラチャートは紙に書く良さもありますが、変化の激しい営業現場では、いつでも修正・閲覧ができる「デジタルツール」での作成が圧倒的に便利です。

そこでおすすめなのが、オンラインで簡単にグラフやチャートを作成できるxGrapherです。

デジタルであれば、外出先のスマホから内容を確認したり、チームメンバーにURL一つで共有したりすることも容易です。

xGrapherのマンダラチャート作成画面

テンプレートが必要な方は下記の記事もご参照ください。

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マンダラチャートに関するよくある質問(Q&A)

Q1. 81マスすべてを埋められない場合はどうすればいいですか?

A1. 最初は無理にすべて埋める必要はありません。まずは重要な32マス(中央の周囲8マスとその外側)から埋めてみましょう。無理に埋めることよりも、実行可能なアクションを書くことの方が大切です。アイデアに詰まったら、目標達成のためのマンダラチャート解説を参考にしてみてください。

Q2. 営業目標以外のプライベートな内容を入れても良いですか?

A2. はい、むしろ入れることをおすすめします。「健康管理」や「メンタル」などの項目は、仕事のパフォーマンスに直結します。プライベートが充実することで仕事の質も上がるため、新年の目標設定のような感覚でバランスよく配置してみましょう。

Q3. マンダラチャートはどのくらいの頻度で見直すべきですか?

A3. 最低でも月に一度は見直しを行いましょう。達成できた項目は新しい目標に入れ替えたり、効果が薄かった行動はブラッシュアップしたりすることで、チャートが常に「今やるべきこと」を示す地図になります。

Q4. 営業チームで共有するのは恥ずかしいのですが…

A4. すべての項目を公開する必要はありません。スキルアップや行動目標に特化した「公開用マンダラチャート」をxGrapherで作るのも有効です。チームでナレッジを共有する文化が、全体の達成率を高めます。

Q5. 勉強やスポーツのマンダラチャートと何が違いますか?

A5. 基本的な形は同じですが、営業の場合は「数字(結果)」と「行動(プロセス)」をよりシビアに結びつける必要があります。例えば野球の例陸上競技の例は基礎体力作りがメインですが、営業では「顧客心理」や「業務効率」といった項目が重要になります。

まとめ:マンダラチャートで営業目標を「確信」に変えよう

「売上を上げたい」という漠然とした願いを、具体的な「今日の行動」に変えてくれるのがマンダラチャートの力です。営業マンにとって、次に何をすべきかが明確であることは、何よりも強い武器になります。

まずは、xGrapherを使って、今回ご紹介した8つのサブテーマと64のアクション例を参考に、自分だけのチャートを作ってみてください。そこから広がる具体的なアクションが、あなたをトップセールスへと導くロードマップになるはずです。

xgrapher

コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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