バスケ上達の決定版!マンダラチャートの書き方と項目例

「シュートが入るようになりたい」「当たり負けしない身体が欲しい」「もっと周りが見えるようになりたい」。バスケットボールに打ち込む中で、課題は次から次へと出てきます。しかし、漠然と練習をこなすだけでは、複雑なバスケのスキルを効率よく伸ばすことはできません。
そこで活用したいのが、メジャーリーガーの大谷翔平選手が高校時代に実践していたことで有名な「マンダラチャート(マンダラート)」です。
思考を整理し、やるべきことを明確にするこのツールは、攻守の切り替えが早く、多岐にわたる能力が求められるバスケットボールにおいてこそ、絶大な効果を発揮します。この記事では、バスケ上達のためのマンダラチャート活用法と、明日から使える具体的な項目例をご紹介します。
この記事の内容(目次)
マンダラチャートとは?なぜバスケ選手に必要なのか
マンダラチャートは、3×3の9マスの枠を使って思考を深掘りしていくフレームワークです。
中心に「達成したい最大の目標(大目標)」を書く。
周囲の8マスに、それを実現するための要素(中目標)を書く。
さらにその要素を外側に配置し、具体的な行動(小目標)を書き出す。

合計81マスを埋めることで、目標達成への道筋が地図のように見えてきます。
バスケIQとスキルを整理する
バスケットボールは「ハビット(習慣)のスポーツ」と言われるほど、瞬時の判断と染み付いた動作が重要です。
「ハンドリング技術」から「戦術理解(バスケIQ)」、「メンタルコントロール」まで、鍛えるべき要素は山ほどあります。マンダラチャートを使うことで、「今の自分には何が足りないのか」「どの練習を重点的にやるべきか」が一目瞭然になります。
【具体例】バスケ専用マンダラチャートの項目案
それでは、実際にチャートを作る際のヒントとなる項目例を見ていきましょう。
中心に「スタメン奪取」や「地区大会優勝」を置いた場合、周囲の8つの要素(中目標)とその詳細(小目標)は以下のように分解できます。
1. シュート力(決定力)
試合を決める最も重要な要素です。
具体例: フリースロー成功率80%、レイアップのバリエーション(ユーロステップ等)、3ポイントの飛距離アップ、ミドルレンジの安定、クイックリリース。

2. ハンドリング・ドリブル
ボールを自在に操る力は、ミスを減らしチャンスを作ります。
具体例: 強く低いドリブル、逆手(ウィークハンド)の強化、クロスオーバーのキレ、ファンブルしない、顔を上げてドリブルする。

3. パス・視野
味方を活かすプレイや、アウトナンバー(数的優位)を見逃さない力です。
具体例: スキップパスの飛距離、ノールックパス、味方が取りやすい回転、ピボットでのボールキープ、スペースを見つける眼。
4. ディフェンス
「ディフェンスにスランプはない」と言われます。信頼を勝ち取る近道です。
具体例: パワーポジションの維持、サイドステップの速さ、ボックスアウトの徹底、声出し(ヘルプ・スクリーン)、ハンズアップ。
5. フィジカル(身体能力)
コンタクトの激しいバスケでは、走れる・戦える身体が必須です。
具体例: インターバル走(持久力)、体幹トレーニング(当たり負けない)、ジャンプ力向上、アジリティ(俊敏性)、怪我をしない柔軟性。

6. バスケIQ・戦術
ただ動くのではなく、頭を使ってプレイする力です。
具体例: セットオフェンスの理解、時間の使い方の判断、相手チームのスカウティング、ルールの熟知、スペーシングの意識。

7. メンタル
試合の流れが悪い時や、勝負どころで力を発揮する精神力です。
具体例: ミス後の切り替え(Next Play)、審判に文句を言わない、常にポジティブな声かけ、フリースロー前のルーティン、強気な姿勢。

8. 生活習慣・人間性
コート外の行動は、試合中の信頼感や運を引き寄せます。
具体例: 道具・バッシュの手入れ、食事管理(増量・減量)、十分な睡眠、挨拶・返事の徹底、勉強との両立。


他のスポーツの事例も参考になります:
スマホで管理!xGrapherなら練習前後にすぐ確認できる
バスケ部は練習や遠征で忙しく、紙のノートを作っても「カバンの中でぐしゃぐしゃになる」「家に忘れて見返さない」といったことが起こりがちです。
そこでおすすめなのが、オンラインで作成・管理できるxGrapherです。
デジタルならではのメリット
スマホで完結: 移動中のバスの中や、練習の合間にスマホでサッと確認できます。
修正が自由自在: ポジションが変わったり(ガードからフォワードへ等)、課題が変わったりしても、すぐに書き換えられます。
コーチと共有: 作成したチャートのURLや画像をLINEでコーチに送れば、的確なアドバイスをもらいやすくなります。

テンプレートを使えば、面倒な枠線を引く必要もありません。まずは無料で作成してみましょう。
項目が埋まらない時は「マインドマップ」で整理
「81マスも埋められない」「自分に必要な練習がわからない」という人は、まずマインドマップを使って頭の中を整理するのが近道です。
「上手い選手とは?」というテーマから、「点が取れる」「ミスが少ない」「声が出る」といった要素を自由に枝分かれさせていきましょう。そこから重要な要素を8つピックアップして、マンダラチャートに落とし込むとスムーズです。
[マインドマップの例]
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目標達成率を上げるためのポイント
チャートを作って満足しないために、以下の3点を意識してください。
数字を入れる: 「シュートを頑張る」ではなく「シューティングで毎日100本イン」のように、達成できたかが判定できる目標にします。
毎日見る: バッシュを履く前や寝る前など、必ず見るタイミングを決めましょう。意識への刷り込みが行動を変えます。
チーム目標とリンクさせる: 自分の成長がチームの勝利にどう貢献するかをイメージしましょう。

まとめ:マンダラチャートで「勝利への設計図」を描こう
バスケットボールは、個人のスキルとチーム戦術、そしてフィジカルとメンタルが複雑に絡み合うスポーツです。だからこそ、マンダラチャートを使って課題を整理し、やるべきことを明確にすることが、ライバルに差をつける最大の武器になります。
紙のノートも良いですが、スピード感のあるバスケ選手には、スマホでいつでも修正・確認ができるデジタルツールが最適です。xGrapherを使って、あなただけの「勝利への設計図」を描いてみてください。

バスケ×マンダラチャート Q&A
Q1. ポジションによって書く内容は変えるべきですか?
A1. はい、変えるべきです。例えば、ガードなら「パス」「ゲームメイク」「ハンドリング」の比重が高くなりますし、センターなら「リバウンド」「スクリーン」「ポストプレイ」が重要になります。自分の役割に合わせてカスタマイズしましょう。
Q2. チーム全員で作ったほうがいいですか?
A2. チーム全体の目標(例:県大会ベスト4)を中心にしたチャートを全員で共有するのは非常に効果的です。その上で、個人の課題に落とし込んだ個人用のチャートをそれぞれが作成するのが理想的です。
Q3. 小学生(ミニバス)でも作れますか?
A3. もちろんです。小学生の場合は、難しい言葉を使わずに「こえをだす」「ひざをまげる」「ごはんをたべる」など、シンプルな言葉で真ん中の9マスだけを埋めることから始めてみましょう。親子で話し合いながら作るのも楽しいですよ。
Q4. メンタル面の目標はどう書けばいいですか?
A4. 抽象的になりがちなので、行動ベースで書くのがコツです。「強気でいく」ではなく「失敗しても下を向かない」「フリースローの前に3回深呼吸する」「仲間が良いプレイをしたらハイタッチに行く」など、具体的な行動目標に変換しましょう。
Q5. 達成できた目標はどうすればいいですか?
A5. おめでとうございます!達成した項目は、新しい、より高い目標に書き換えましょう(例:レイアップ成功率80% → フローターシュートの習得)。xGrapherなら修正も簡単なので、成長に合わせてチャートも進化させていきましょう。

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