家系図での「養子」の書き方・線の引き方を徹底解説!実親や婿養子の配置ルールとは

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家系図を作成していると、意外と多く直面するのが「養子縁組」の記載方法です。「実子と同じように一本線でいいの?」「生みの親(実親)はどう書けばいい?」といった疑問を持つ方は少なくありません。

実際に家系図を作ってみると特に昔は「家」の存続のため養子が多かったんだなと改めて思います。

正確な家系図を作るためには、養子と実子を区別して記載するルールを知っておく必要があります。しかし、決まったルールがない部分もあり、見やすさを重視する工夫も大切です。

この記事では、一般的な家系図における養子の書き方や線のルール、そして複雑になりがちな「婿養子」や「実親」の扱いについて解説します。

家系図における養子の基本ルールと線の引き方

家系図では、親子関係や婚姻関係を「線」で繋いで表現します。養子縁組の場合、実子とは異なる線を使うのが一般的です。

養子は「縦の二重線」で繋ぐのが一般的

最も標準的なルールでは、養親(育ての親)と養子を「縦の二重線(||)」で繋ぎます。

  • 実子の場合:両親の婚姻線(横線)から「縦の一本線」を下ろして繋ぐ。

  • 養子の場合:養親の婚姻線(または養親単独)から「縦の二重線」を下ろして繋ぐ。

実子と養子の線の違い

一本線と二重線を使い分けることで、血縁による親子関係なのか、法的な養子縁組による関係なのかが一目で分かるようになります。

点線や色を変える場合もある?

地域や家系図の流派によっては、二重線ではなく「点線」を用いたり、線を「赤色」にして血縁を強調したりする場合もあります。しかし、点線は「関係が希薄」という印象を与えかねないため、現代の一般的な家系図作成では二重線を採用するのが無難で分かりやすいでしょう。

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「普通養子縁組」と「特別養子縁組」で書き方は変わる?

養子縁組には大きく分けて「普通養子縁組」と「特別養子縁組」の2種類があり、戸籍上の扱いや家系図での表現が異なる場合があります。

普通養子縁組の場合

一般的に成人が家督相続や節税対策などで養子になるケースや、連れ子が再婚相手と養子縁組をするケースです。
この場合、実親との親子関係は法的に継続しています。

  • 書き方:養親と「二重線」で繋ぎます。詳細な家系図にする場合は、名前の脇に「〇〇(実親の名)二男」のように出自を注記することもあります。

特別養子縁組の場合

原則として子供の福祉のために行われるもので、実親との法的な親子関係が終了します。戸籍上も「長男・長女」のように実子と同様の記載がなされます。

  • 書き方戸籍の記載に従い、実子と同じ「一本線」で書くケースが多いです。ただし、ルーツを正確に記録するという家系図の本来の目的(系譜の記録)を重視する場合は、あえて二重線で書き、「特別養子」である旨を注記することもあります。どちらにするかは、家系図を作る目的(法的証明か、家族の歴史記録か)によって判断しましょう。

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悩ましい「実親(生みの親)」と「婿養子」の配置

養子縁組がある家系図でレイアウトが崩れやすいのが、実親の存在や婿養子の配置です。

実親(生みの親)も載せるべき?

普通養子縁組の場合、養子には「養親」と「実親」の2組の親が存在することになります。
すべてを線で繋ごうとすると、線が交差し、図が非常に複雑になってしまいます。

  • 解決策1(シンプル):図上では養親とのみ線で繋ぎ、実親の情報は本人の名前の横にテキストで注記する。(例:「実父 山田太郎の次男」)

    図上では養親とのみ線で繋ぎ、実親の情報は本人の名前の横にテキストで注記
  • 解決策2(詳細):実親の家系図を別のページや別のブロックとして作成する。

    実親の家系図を別のページや別のブロックとして作成

無理に一本の家系図に収めようとせず、注釈を上手く活用するのがきれいに見せるコツです。

婿養子(むこようし)の書き方

娘の配偶者が、娘の親と養子縁組をする「婿養子」のケースです。この場合、彼は「娘の夫」であり、かつ「義親の養子」という二重の身分を持ちます。

  • 配置:娘(妻)の隣に配偶者として並べ、二重線(=)で結びます。

  • 養子関係の線通常、夫婦関係の線があれば、義親との養子関係の線を別途引くことは省略されることが多いです(図が煩雑になるため)。

  • 注記:名前の横に「〇〇家より入婿」や「養子」と記載することで、婿養子であることを明確にします。

名前の横に「〇〇家より入婿」や「養子」と記載することで、婿養子であることを明確に

複雑な線もオンラインツールなら簡単に描画・修正可能

ExcelやWordで家系図を作ろうとすると、「縦の二重線」をきれいに引く機能がなく、図形を組み合わせるなどの苦労が必要です。また、養子や再婚などが絡むとレイアウトの修正も大変です。

オンライン家系図作成ツール「xGrapher」なら、直感的な操作で複雑な関係図もスムーズに作成できます。

  • 専用の接続タイプ:クリック一つで親子線を「実子(一本線)」から「養子(二重線)」に切り替え可能。

  • レイアウト自動調整:人物を追加・移動しても、線が自動で追従するので、配置に悩む時間が激減します。

  • 注釈機能:実親の名前や「特別養子」などのメモも、人物ボックス内にきれいに収まります。

手書きやOfficeソフトでの作成に限界を感じたら、ぜひ専用ツールを試してみてください。

xGrapherで家系図を作成してみる

養子の二重線を追加する方法

  1. まずは通常の子供として追加します

    まずは通常の子供として追加
  2. 養子にしたい人物へ繋がる線をクリックして選択

    養子にしたい人物へ繋がる線をクリックして選択
  3. サイドバーで「養子として表示」をオンにする

以上の手順で簡単に養子の二重線に変更できます。

家系図の養子に関するQ&A

Q1. 養子縁組を解消(離縁)した場合はどう書きますか?

A1. 離縁した場合は、家系図から削除するか、もしくは「元養子」として記載を残し、線の上に「×」印や「離縁」という文字を添えて関係が終了したことを示します。歴史的な記録として残す場合は後者が望ましいです。

Q2. 夫婦ともに養子になった場合はどうなりますか?

A2. 夫婦養子(夫婦で一緒に誰かの養子になること)の場合、養親から下ろした二重線の下に夫婦を配置します。養親との関係を示す線が夫婦それぞれの頭上に向かうように描くか、夫婦をまとめたラインに対して二重線を引きます。

Q3. 養子の実親が誰か分からない場合は?

A3. 古い戸籍などで養子であることは分かっても、実親が不明な場合があります。その場合は養親との二重線のみを記載し、実親については触れないか、備考欄に「実親不詳」と記録しておきます。

Q4. 線の色は黒以外でもいいですか?

A4. 基本的には黒を使います。一部の流派では、血縁(実子)を赤線、それ以外(養子や婚姻)を青や黒で区別することもありますが、印刷やコピーをした際に見づらくなるため、現代ではすべて黒の実線・二重線で書き分けるのが一般的です。

Q5. 独身で養子をとった場合の書き方は?

A5. 配偶者がいない状態で養子をとった場合、養親(独身者)のボックスから直接下へ縦の二重線を引いて、養子と繋ぎます。婚姻関係の横線がないため、人物ボックスの底辺中央から線を出す形になります。

まとめ

家系図における養子の書き方は、「縦の二重線」で実子と区別するのが基本です。

  • 実子:一本線

  • 養子:二重線

  • 実親:無理に線で繋がず、注記で対応するのがスムーズ

特に、普通養子縁組と特別養子縁組の違いや、実親との関係をどこまで図に盛り込むかは、作成者の意図によって変わります。「誰に見せるためのものか」「何を記録したいか」に合わせて、柔軟に書き方を選んでください。

複雑な血縁関係や養子縁組を含む家系図をきれいに仕上げたい場合は、線の種類を自由に選べて、修正も簡単なxGrapherのようなデジタルツールの活用がおすすめです。

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コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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