家系図の調べ方決定版!戸籍収集から聞き取りまで、自力で先祖を辿る4つのステップ

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「うちのご先祖様は、もともと武士だったらしい」
「ひいおじいちゃんは、別の県から移り住んで来たらしい」

そんな家族の言い伝えを聞いたことはありませんか?
自分のルーツを知る「家系図の調査」は、単なる名前の羅列を作ることではありません。ご先祖様が生きてきた時代や場所、その物語を発掘する宝探しのような体験です。

しかし、何から始めればよいかわからないという方も多いはず。
今回は、専門家に頼らず自力でご先祖様を調べるための「4つのステップ」を解説します。


STEP1: まずは足元から!家にある情報の収集と聞き取り

いきなり役所に行く前に、まずは家の中や親戚の記憶にある情報を集めることが重要です。ここでの情報が、後の戸籍調査の手掛かりになります。

仏壇・過去帳・お墓をチェック

家に仏壇がある場合は、以下のものを確認してください。

  • 位牌(いはい): 戒名だけでなく、裏面に「俗名(生前の名前)」や「没年月日」「享年」が書かれていることが多いです。

    位牌のイメージ
  • 過去帳(かこちょう): 代々の亡くなった方の名前が記された帳面です。これがあれば、戸籍よりも古い情報(江戸時代中期〜後期)が手に入る可能性があります。

    過去帳のイメージ
  • お墓の墓誌: 墓石の横にある石板(墓誌)には、埋葬されている先祖の名前が刻まれています。

親戚への聞き取り(インタビュー)

両親、祖父母、親戚の年長者に話を聞きに行きましょう。
記憶は時間とともに薄れてしまいます。「元気なうちに聞いておけばよかった」と後悔しないよう、早めに行動することが大切です。

  • 聞くべきポイント:

    • 出身地(本籍地)はどこか?

    • 兄弟姉妹は何人いたか?

    • どんな仕事をしていたか?(屋号などはあるか?)

    • 家紋は何か?


STEP2: 調査の王道!「戸籍」を遡って取得する

家系図調査のメインとなるのが、役所での「戸籍謄本」の収集です。
日本の戸籍制度は世界的に見ても非常にしっかりしており、これを遡るだけで江戸時代末期(幕末〜明治初期)のご先祖様まで判明することがほとんどです。

市役所のイメージ

取得する戸籍の種類

普段目にする「現在の戸籍」だけでは不十分です。以下の3種類を遡って集めます。

  1. 戸籍謄本(全部事項証明書): 現在の戸籍。

  2. 除籍謄本(じょせき): 結婚や死亡で誰もいなくなった戸籍。

  3. 改製原戸籍(かいせいはらこせき): 法律の改正で作り変えられる前の、古い様式の戸籍。

それぞれの費用についてはこちらの記事で解説しています。

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遡り方の基本ルール

「自分」→「父」→「祖父」→「曾祖父」……と、一本の線を辿るように取得していきます。

  1. 自分の現在の戸籍を取る。

  2. そこに書かれている「父の前の本籍地」や「父の従前の戸籍」を見る。

  3. その本籍地の役所に、父が生まれる前(または祖父)の戸籍を請求する。

  4. これを繰り返して、取れる戸籍がなくなるまで遡る。

【重要】「広域交付制度」を使えば一発!

2024年(令和6年)3月から、本籍地が遠くても最寄りの役所で戸籍が取れる「広域交付制度」が始まりました。
これにより、自分の直系尊属(父母・祖父母・曽祖父母…)の戸籍であれば、全国どこの役所のデータでも、最寄りの窓口でまとめて請求・取得できるようになりました。

これまでは数ヶ月かかっていた郵送請求の手間がなくなり、調査のハードルが劇的に下がっています。

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この制度はあくまで本人が使える制度で、実際に試してみると数時間(自分の作業はなく、待ち時間)で全ての戸籍を取得することができました。

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行政書士に依頼すると手放しで依頼できる大きなメリットがありますが一方、戸籍を1通ずつ紐解く必要があるので全ての戸籍を取得するまでに時間や費用がかかってしまうデメリットもあります。

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STEP3: 戸籍の「その先」へ。上級者向けの調査方法

戸籍で判明するのは、概ね江戸時代の終わり(150年〜200年前)までです。
「もっと古く、戦国時代や武将との繋がりを知りたい!」という場合は、さらに踏み込んだ調査が必要になります。

菩提寺(ぼだいじ)を調べる

先祖代々のお墓があるお寺(菩提寺)には、過去帳やお寺の記録が残っている場合があります。住職にお願いして記録を見せてもらうことで、戸籍よりも古い先祖の名前がわかることがあります。
※あくまでお寺のご厚意によるものです。礼儀を尽くして依頼しましょう。

お寺のイラスト

江戸時代の戸籍?「宗門人別改帳」を探す

戸籍制度ができる前、江戸時代には「宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)」という記録が作られていました。
これは幕府がキリスト教徒を取り締まる目的で行った宗教調査ですが、事実上の「江戸時代の戸籍」として機能していました。

役所の戸籍窓口にはありませんが、先祖が住んでいた地域の郷土資料館、図書館、文書館(もんじょかん)などに保管されていることがあります。もし村の記録が現存していれば、江戸中期の家族構成まで分かる一級資料となります。

旧土地台帳(きゅうとちだいちょう)を見る

明治時代の土地の所有者が記録された台帳です。法務局で閲覧・取得できます。
先祖が住んでいた土地の記録から、当時の暮らしぶりや、さらに前の世代の名前が見つかることがあります。


STEP4: 情報の整理と「見える化」

調査を進めると、手元には大量の戸籍のコピーやメモ、写真が集まります。
これらを紙のまま置いておくと、誰が誰だか混乱してしまいます。情報は手に入れたその日に「家系図」という形に整理するのが鉄則です。

ツールを使ってパズルを組み立てる

集めた情報を整理するなら、オンライン作成ツールのxGrapher(エックスグラファー)が便利です。

xGrapherの家系図作成画面
  • 直感的な操作: ボタンをクリックしてドラッグするだけで配置が可能

  • 不確定情報もメモできる: 「生年不明」「名前の漢字が怪しい」といった情報も、とりあえず入力してメモを残しておけます。

  • 保存して再開: 家系図は端末に保存するかデータベースにも保存可能、作業を再開するときは呼び出すだけ

「調査」と「作成」を同時に進めることで、次に調べるべき人物(生没年が不明な人など)が明確になり、調査がスムーズに進みます。

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家系図の調べ方に関するQ&A

Q1. 役所で「家系図を作りたい」と言えば戸籍を出してくれますか?

A1. はい、正当な理由として認められます。
窓口で「家系図作成のために、遡れるだけ遡って全ての戸籍が欲しい」と伝えれば、職員の方が対応してくれます。これを「相続等のための網羅的な請求」と言います。

Q2. 先祖の戸籍がもう廃棄されていることはありますか?

A2. 残念ながらあります。
かつては戸籍の保存期間が80年(現在は150年)だったため、古い除籍謄本がすでに廃棄されているケースがあります。また、戦災や災害で焼失している場合もあります。その場合は「廃棄証明書」などが発行されますが、それ以上戸籍で遡ることはできません。

Q3. 古い戸籍の文字(くずし字)が読めません。

A3. ネット上の辞書やAI-OCRアプリを活用しましょう。
明治時代の戸籍は手書きで、独特の癖字や旧字体が使われています。「くずし字解読」のスマホアプリを使ったり、xGrapherのブログ記事にある「旧字体の読み方」などを参考に解読しましょう。

Q4. 隠し子や複雑な関係が出てきたらどうすればいいですか?

A4. 家系図に載せるかどうかは、作成者の判断に委ねられます。
戸籍を調べると、認知した子や離婚歴など、知らなかった事実が出てくることがあります。全てをありのままに記載するか、観賞用として省略するかは、家族への配慮を含めて判断してください。

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Q5. 苗字の由来や家紋はどうやって調べますか?

A5. 苗字辞典や家紋サイト、お墓の確認が基本です。
苗字の由来は、地名や地形に由来することが多いです。家紋は、お墓参りの際に墓石を確認するのが一番確実です。羽織袴などの着物が残っていれば、そこにも紋が入っています。


まとめ:調査は時間との勝負。まずは一歩を踏み出そう

家系図の調べ方は、決して難しいものではありません。
「親戚に話を聞く」そして「役所で戸籍を集める」
基本はこの2つだけで、驚くほど多くのご先祖様に出会うことができます。

しかし、記憶は薄れ、古い書類は廃棄されていく運命にあります。
ご先祖様の生きた証を未来に残せるのは、今この記事を読んでいる「あなた」だけかもしれません。

集めた大切な記録は、xGrapherを使って美しく、わかりやすい形に残しましょう。
スマホやPCがあれば、今すぐあなたのルーツ探しの旅を記録し始めることができます。

> xGrapherで家系図を作成し、調査記録を残す(無料)

xgrapher

コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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