【家系図の作り方】初心者でも簡単!エクセル・アプリ・手書きの手順と書き方のコツを徹底解説

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「自分のご先祖様はどんな人だったんだろう?」「家系図を作ってみたいけれど、難しそう…」
そんなふうに思ったことはありませんか?

家系図作りは、単に名前を並べる作業ではありません。自分のルーツを知り、家族の絆を再確認するための素晴らしいエンターテインメントであり、生涯楽しめる趣味にもなります。

かつては専門家に依頼したり、筆と墨で書いたりするのが一般的でしたが、現在はパソコンやスマートフォンを使って、誰でも手軽に、しかも見栄えの良い家系図を作れる時代になりました。

この記事では、初めての方でも挫折せずに家系図を完成させるためのステップと、きれいに仕上げるためのコツ、そして便利な作成ツールについて詳しく解説していきます。

家系図を作るための3つのステップ

家系図作りは、大きく分けて「調査」「整理」「作成」の3つのステップで進みます。いきなり書き始めるのではなく、まずは準備を整えることが成功の秘訣です。

STEP 1:範囲を決めて情報を集める(聞き取り調査)

まずは「どの範囲まで作るか」を決めましょう。
一般的には、自分を中心にして「両親」「祖父母」「曽祖父母」へと遡る形が基本です。

最初から完璧を目指さず、まずは分かる範囲から埋めていくのがポイントです。

  • 両親や祖父母に話を聞く: お盆やお正月など、親戚が集まるタイミングがチャンスです。名前だけでなく、出身地や生年月日、兄弟姉妹の情報を聞いてメモしておきましょう。

  • 仏壇や過去帳を確認する: 自宅や実家に仏壇がある場合、過去帳や位牌に没年や俗名(生前の名前)が記されていることが多いです。

  • 古い手紙や写真を整理する: 昔のアルバムや手紙から、親戚関係のヒントが見つかることもあります。

家での調査イメージ
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STEP 2:戸籍謄本を取得して正確な情報を得る

さらに深く、正確に遡りたい場合は、役所で「戸籍謄本(こせきとうほん)」や「除籍謄本(じょせきとうほん)」を取得します。これらは公的な記録であり、家系図作りの最も確実な資料となります。

戸籍謄本の例
  1. 本籍地の役所へ行く(または郵送請求): 自分の本籍地の役所で「家系図を作りたいので、遡れるだけの戸籍を出してほしい」と相談するとスムーズです。

  2. 読み解く: 古い戸籍は手書きだったり、旧字体が使われていたりと解読が難しい場合がありますが、ここにご先祖様の名前や関係性がすべて記されています。

戸籍謄本を取得するのに必要な証明書は?

A. 1枚でOKなもの(顔写真付きの公的証明書)

  • マイナンバーカード(個人番号カード)

  • 運転免許証

  • パスポート

  • 身体障害者手帳 など

B. 2枚必要なもの(顔写真がない場合) Aを持っていない場合は、以下の中から2点を組み合わせて提示します。

  • 健康保険証

  • 年金手帳(基礎年金番号通知書)

  • 学生証

  • 社員証 など

【重要】直系尊属(親・祖父母)の戸籍を取る場合の注意点

自分の戸籍を取る場合は身分証だけで良いですが、「祖父の除籍謄本」などを取る場合、請求者(あなた)と対象者(祖父)のつながりがわかる戸籍(あなたの戸籍謄本など)の提示を求められることがあります。

※役所のデータベースで親子関係が確認できる場合(本籍地が同じなど)は不要ですが、結婚して別の戸籍に入っている場合などは必要になることが多いです。以下の記事では特段他の身分証などは不要でした。

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戸籍謄本は1通のみで良いのか?

結論から言うと、1通だけで先祖代々すべてがわかることはありません。 基本的に戸籍は「1つの夫婦と、その未婚の子供」単位で作られるため、1通でわかるのは「親子の1世代(〜2世代)」分が基本です。

なぜ1通では遡れないのか?

家系図を作るために遡るには、以下のような「情報のバトンリレー」が必要です。

  1. 現在の戸籍(自分)を取得する。
    ここには「父母の名前」と「従前戸籍(結婚などでこの戸籍を作る前の本籍地)」が書いてあります。

  2. その情報をもとに、親の古い戸籍(除籍や改製原戸籍)を取得する。
    ここには「祖父母の名前」と「その前の本籍地」が書いてあります。

  3. さらにその情報をもとに、祖父母の古い戸籍を取得する……。

このように、「1通取って、そこに書かれている情報をもとに次の1通を請求する」という作業を繰り返していくことで、幕末などの古い時代まで遡っていきます。

そのため、最終的に家系図を作るには、最低でも4〜6通以上(父方だけで)の戸籍を取得することになるのが一般的です。

戸籍を辿ることで、一般的には江戸時代末期(幕末)のご先祖様まで判明することが多いと言われています。

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STEP 3:集めた情報を図にする(下書き)

情報が集まったら、関係性がわかるようにラフな下書きを書いてみましょう。
この段階では、見た目の美しさよりも「誰と誰が親子で、誰が夫婦か」というつながりを整理することが重要です。

ラフな下書きのイメージ画像
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家系図の書き方と基本ルール

家系図には、誰が見ても関係性がわかるようにいくつかの共通ルール(慣習)があります。これらを守ることで、すっきりとした見やすい家系図になります。

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1. 夫婦の書き方

夫婦は横に並べて書き、二重線(=)で結ぶのが一般的です。
通常、夫を右側、妻を左側に配置します(婿養子の場合は逆にするケースもありますが、統一されていれば問題ありません)。

夫婦の書き方: 二重線で繋ぐ

2. 親子の書き方

夫婦の二重線の中央から下に線を引き、子供へつなげます。
子供が複数いる場合は、生まれた順(年長者)から右から左へ並べるのが伝統的な書き方です。

家系図での親子の書き方

3. 同じ世代は高さを揃える

兄弟姉妹や、いとこ同士など、同じ世代(代)に当たる人物は、横のライン(高さ)を揃えて配置します。これがズレていると、世代関係が把握しにくくなります。

家系図では同じ世代は高さを合わせると見やすくなる
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家系図を作成する3つの方法:メリットとデメリット

下書きができたら、いよいよ清書です。主な作成方法は以下の3つです。

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1. 手書きで作成する

紙とペンがあればすぐに始められる最も手軽な方法です。筆ペンや和紙を使えば、味わい深い作品になります。

  • メリット: 自由度が高い、コストがかからない。

  • デメリット: 修正が大変(書き直しになる)、字の綺麗さが問われる、複製が難しい。

2. エクセル(Excel)やワードで作成する

普段仕事で使い慣れているオフィスソフトを使用する方法です。

  • メリット: デジタルデータなので保存・修正が可能。

  • デメリット: 家系図専用ではないため、「線を引く」「箱を配置する」作業が非常に面倒です。人物が増えるとレイアウトが崩れやすく、調整に多くの時間を取られます。

3. 家系図作成ツール・アプリを利用する

最もおすすめなのが、家系図作成に特化したオンラインツールやアプリを使う方法です。
面倒な線の描画やレイアウト調整を自動で行ってくれるため、情報の入力だけに集中できます。

おすすめはオンライン作成ツール「xGrapher」

「エクセルでの作成に挫折した」「もっと手軽に、きれいな家系図を作りたい」という方には、オンライン作図ツールのxGrapher(エックスグラファー)が最適です。

  • 直感的な操作: ボタンをクリックするだけで人物を追加・配置できます。

  • 自動レイアウト: 人物を動かすと、つながっている線も自動でついてくるため、レイアウト崩れのストレスがありません。

  • インストール不要: ブラウザ上で動くため、PCでもタブレットでもすぐに始められます。

  • デザイン性: シンプルでモダンなデザインの家系図が作成でき、画像として保存して親戚にLINE等で送ることも簡単です。

家系図作成の専用テンプレートも用意されているので、ゼロから線引く必要はありません。まずは無料のテンプレートから試してみてください。

xGrapherで家系図を作成してみる(無料)

xGrapherの家系図作成画面
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家系図作成をプロに代行してもらうには?

「仕事が忙しくて役所に行く時間がない」「古い文字(くずし字)がどうしても読めない」という場合は、専門家に依頼するのも一つの手段です。

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依頼先は「行政書士」が一般的

家系図作成の代行サービスは、主に行政書士事務所が運営しています。
行政書士は国家資格者であり、業務として依頼主の代わりに戸籍を請求する権利(職務上請求)を持っているため、安心して任せることができます。

プロに依頼するメリットは、戸籍収集の手間が省けることと、江戸時代などの古い手書き文字を正確に解読してもらえる点です。また、最終的な納品物を豪華な「巻物」や「和綴じ本」にしてくれるサービスもあります。

代行費用の相場(プラン別)

依頼する範囲や納品形態によって価格は大きく異なります。一般的な相場は以下の通りです。

プラン内容

費用の目安

特徴

調査のみプラン

3万〜5万円

家系図の図面作成は行わず、全ての戸籍謄本を取得・整理して渡してくれるプラン。図は自分で書きたい人向け。

一系統(一名字)プラン

6万〜10万円

父親の姓(名字)のみを遡るスタンダードなプラン。家系図、戸籍の翻訳、データが含まれることが多い。

全系統(四名字)プラン

15万〜30万円〜

父方・母方の両親(祖父母4人の名字)すべてを遡る豪華なプラン。調査量が多くなるため高額になる。

巻物・額装仕上げ

+3万〜10万円

上記の作成費に加え、表装(巻物や額縁に入れる作業)を行う場合の追加費用。

家系図専門業者のイメージ

まずは「自作」で整理してから検討するのも手

プロに頼むと確実ですが、それなりの費用と期間(2〜4ヶ月程度)がかかります。

まずはxGrapherのような無料や安価なツールを使って、手元にある情報や親戚から聞いた話だけで「簡易的な家系図」を作ってみるのがおすすめです。その上で、「もっと詳しく知りたい」「どうしても読めない部分がある」となった段階で、その部分だけを専門家に相談すると、費用を抑えられる場合もあります。

初心者が悩みやすい「家系図Q&A」

家系図作りを進める中で、よくある疑問をまとめました。

Q1. 離婚や再婚があった場合、どう書けばいいですか?

A1. 一般的には、現在の配偶者を横に書き、離婚した元配偶者は少し離して書くか、備考欄に記載する方法があります。ただ、家系図は「誰に見せるか」によって書き方を変えても構いません。厳密な法的書類ではないため、家族が不快にならない表現を選ぶのが大切です。

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Q2. どこまで遡ることができますか?

Q2. 役所で取得できる戸籍を遡ると、多くの場合は幕末(1800年代中頃)生まれのご先祖様まで判明します。約150〜200年前、世代で言うと5〜7代前までわかることが多いです。それ以上遡るには、お寺の過去帳やお墓の調査など専門的な調査が必要になります。

Q3. 家系図を作るのに費用はかかりますか?

Q3. 自分で作る場合、主な費用は戸籍取得の手数料(1通450円〜750円程度)のみです。全部事項証明書などを揃えると数千円程度かかることが一般的です。専門家に依頼すると数万円〜数十万円かかるため、まずは自作してみるのがおすすめです。

Q4. 手書きとデジタル、どちらが良いですか?

Q4. 最終的に額縁に入れて飾りたい場合は、プロに筆耕を頼むか、上質な紙に手書きをするのが素敵です。しかし、調査段階や親戚に配る用途であれば、修正や共有が簡単なデジタル(ツール作成)が圧倒的に便利です。

Q5. 親戚に家系図を見せても大丈夫ですか?

Q5. 基本的には喜ばれることが多いですが、個人情報(生年月日や離婚歴など)が含まれるため、SNSなどで不特定多数に公開するのは避けましょう。親族内で共有する場合も、プライバシーには十分配慮してください。

まとめ:ツールを活用して、世界に一つの家系図を残そう

家系図作りは、自分の命が多くのご先祖様から受け継がれてきた奇跡を実感できる作業です。

「難しそう」と敬遠されがちですが、今は便利なツールのおかげで、パズルのように楽しみながら作成できるようになりました。
まずは両親や祖父母の名前を入力することから始めてみませんか?

作成した家系図を次の親戚の集まりで見せれば、きっと昔話に花が咲き、家族の絆がより深まるはずです。

手書きやエクセルで苦戦している方は、ぜひxGrapherのような専用ツールを使って、ストレスなく美しい家系図を完成させてください。

xGrapherで今すぐ家系図を作り始める

xgrapher

コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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