家系図で見る1親等から6親等まで早見表・「親等」の数え方を図解でマスター!

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「いとこって3親等だっけ?4親等だっけ?」
「結婚できるのは何親等から?」

履歴書の記入や、結婚、葬儀、そして遺産相続。人生の節目で突然登場するのが「親等(しんとう)」という言葉です。
なんとなく近さを表す数字だとは知っていても、正しい数え方に自信がない方は多いのではないでしょうか。

実は、親等は頭の中で計算しようとすると混乱しますが、「家系図」を描いてみると驚くほど単純な仕組みで出来ています。
この記事では、図解を用いて誰でも間違えずに親等を数える方法と、知っておくべき「親戚の範囲」について解説します。


そもそも「親等」とは?絶対に間違えない数え方

親等とは、親族関係の「法的な距離」を表す単位です。数字が小さいほど関係が近く、大きくなるほど遠くなります。

基本の仕組み:家系図の「線」を1本ずつ数えるだけ

親等の数え方に複雑な公式はありません。家系図を書いた時に、人物と人物をつなぐ「線」の数がそのまま親等になります。

  1. 自分(0)を出発点にする

  2. 対象の相手まで線をたどる

    • 親、子へ移動する = +1

    • 兄弟姉妹へ移動する = 直接行けないので、一度「親」を経由して降りる

  3. 合計の数が「親等」

例えば、「いとこ」を数えてみましょう。
自分 → 親(1)→ 祖父母(2)→ おじ・おば(3)→ いとこ(4)
つまり、いとこは「4親等」になります。

従兄弟の親等の数え方

一覧でチェック!1親等から6親等までの呼び名

ここでは、よく話題に上がる6親等までの範囲を整理しました。
ちなみに、民法で定められた「親族」の定義は「6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族」です。

0親等

※配偶者(夫・妻)は「0親等」または親等の枠組み外とされ、自分と一体(同列)とみなされます。

1親等(いちばん近い)

  • 父母

1親等の親族

2親等

  • 祖父母

  • 兄弟姉妹
    ※「兄弟は他人の始まり」なんて言いますが、法的にはおじいちゃんと同じくらい近い関係です。

2親等の親族一覧

3親等

  • 曾祖父母(ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん)

  • 曾孫(ひまご)

  • おじ・おば(父母の兄弟姉妹)

  • 甥・姪(おい・めい/兄弟姉妹の子)

3親等の親族一覧
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4親等

  • 高祖父母(ひいひいおじいちゃん・ひいひいおばあちゃん)

  • 玄孫(やしゃご)

  • いとこ(おじ・おばの子)

  • 大おじ・大おば(祖父母の兄弟姉妹)

4親等の親族一覧

5親等

  • 従甥・従姪(いとこおい・いとこめい)

    • 意味: いとこの子

  • 従祖叔父・従祖叔母(いとこおおおじ・いとこおおおば)

    • 意味: 親のいとこ

  • 来孫(らいそん)

    • 意味: 玄孫(やしゃご)の子供

  • 五世の祖(ごせいのそ):

    • 意味: 高祖父母の親

5親等の親族一覧

6親等(ここまでが民法上の親族)

  • 再従兄弟・再従姉妹(はとこ / またいとこ)

    • 意味: 親のいとこの子供(祖父母の兄弟の孫)

  • 従孫(いとこまご)

    • 意味: いとこの孫(従甥・従姪の子供)

  • 昆孫(こんそん)

    • 意味: 来孫(らいそん)の子供

  • 六世の祖(ろくせいのそ)

    • 意味: 自分から見て6代前の直系祖先。

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今回作成した家系図はこちらから確認できます。

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民法で定められた「親等」の区切りと範囲

なぜ親等を正確に知る必要があるのでしょうか?それは、民法などの決まりによって「できること・できないこと」の線引きがされているからです。

1. 結婚できるのは「4親等」から

民法第734条では、「直系血族または3親等内の傍系血族」の間では結婚できないと定めています(近親婚の制限)。
つまり、3親等である「おじ・おば」や「姪・甥」とは結婚できませんが、4親等の「いとこ」とは法律上結婚が可能です。

2. 相続人の順位(法定相続人)

遺産相続が発生した場合、民法では相続人になれる範囲(法定相続人)と順位が以下のように定められています。

  • 常に相続人: 配偶者

  • 第1順位: 子(1親等)

  • 第2順位: 直系尊属(父母・祖父母など)

  • 第3順位: 兄弟姉妹(2親等)
    ※いとこ(4親等)には、遺言書がない限り相続権はありません。


複雑な親等計算は、xGrapherで「見える化」しよう

頭の中で「父の、兄の、子供の…」と考えていると、誰でも混乱してしまいます。
そんな時は、オンライン家系図作成ツールのxGrapher(エックスグラファー)を使って、関係を図にしてみましょう。

xGrapherの家系図作成画面

xGrapherを使うメリット

  • 直感的な操作: ボタンをクリックして人物を追加、ドラッグ&ドロップで移動

  • 保存して後から更新: 端末かデータベースに作りかけのデータを保存

  • 自動レイアウト: 自動レイアウトをオンにすれば人物を追加するだけで自動でレイアウトが完成

オンライン家系図作成ツール xGrapherを使ってみる(無料)


親等と家系図に関するQ&A

Q1. 配偶者の親(義理の親)は何親等ですか?

A1. 「1親等の姻族(いんぞく)」です。
配偶者は自分と「0」の距離なので、配偶者の親(1親等)は、自分にとっても距離「1」となります。ただし、血の繋がりがないため「姻族」と呼びます。

Q2. 養子縁組をした場合、親等はどうなりますか?

A2. 実の親子と同じ扱いです。
民法上、養子縁組の日から養親とは「1親等」の法定血族関係が生じます。また、実の親との親子関係も(特別養子縁組でない限り)継続するため、親が2組いる状態になります。

Q3. 腹違いの兄弟(異母兄弟)は何親等ですか?

A3. 両親が同じ兄弟と同じく「2親等」です。
片方の親しか繋がっていなくても、親等の計算上は「自分→父→兄弟」と移動するため、距離は2で変わりません。ただし、相続分に関しては全血兄弟(両親が同じ)の半分になるという規定があります。

Q4. 離婚したら親等はなくなりますか?

A4. 配偶者側との関係(姻族関係)は終了しますが、子供との関係(血族)は切れません。
離婚によって配偶者やその親族との「姻族」関係は終了しますが、自分の子供は一生「1親等」のままです。親権を持っていなくても、法律上の親子関係は消滅しません。

Q5. 「親戚」と「親族」の違いは?

A5. 「親戚」は普段使いの言葉、「親族」は法律用語です。
一般的に血縁関係者を広く「親戚(親類)」と呼びますが、民法上の「親族」は「6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族」と厳密に定義されています。

Q6. いとこの配偶者(夫・妻)は何親等になりますか?

A6. 「4親等の姻族(いんぞく)」です。
配偶者はパートナーと同じ親等数(距離)として扱われます。いとこは「4親等」ですので、その配偶者も距離は「4」です。ただし、血の繋がりはないため「4親等の血族」ではなく「4親等の姻族」と呼ばれます。


まとめ:親等を知ることは、距離を知ること

「親等」という言葉は難しそうに聞こえますが、家系図という地図の上で「駅の数」を数えるようなものです。

  • 親子は1駅(1親等)

  • 兄弟は2駅(2親等)

  • いとこは4駅(4親等)

この距離感を知っておくと、冠婚葬祭や相続の場面で慌てることがなくなります。
ぜひ一度、xGrapherを使ってあなたを中心とした家系図を描き、周りの人との「距離」を再確認してみてください。意外な発見があるかもしれません。

xgrapher

> xGrapherで家系図を作成して親等を確認する

コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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