自分で先祖を調べる方法!戸籍謄本を役所で取得して家系図を作る全手順

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「自分のルーツはどこにあるんだろう?」
「幕末のご先祖様は侍だったのかな?」

そんなロマンあふれる疑問の答えは、実は「役所」にあります。
日本には世界でも珍しい「戸籍(こせき)」というシステムがあり、これを遡って取得していくだけで、江戸時代末期(約150〜200年前)までの家系図を作ることができる場合もあります。

専門家に依頼すると数十万円かかることもありますが、自分で動けば数千円〜数万円の実費だけで済みます。

この記事では、初めての方でも迷わない「戸籍を使った先祖調査の全手順」を解説します。2024年から始まった便利な制度についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

STEP 1:基礎知識「どの戸籍を取ればいいの?」

家系図を作るために必要なのは、現在の戸籍だけではありません。以下の3種類を組み合わせて遡ります。

  1. 戸籍謄本(全部事項証明書): 現在生きている人が載っている戸籍。

    戸籍謄本の例
  2. 除籍謄本(じょせきとうほん): 結婚や死亡などで、全員がいなくなった(除かれた)古い戸籍。

    除籍謄本の例
  3. 改製原戸籍(かいせいはらこせき): 法律の改正で様式が変わる前の、古い形式の戸籍。

    改製原戸籍の例
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「遡る」とはどういうこと?

戸籍は、結婚や転籍、法改正などのタイミングで新しく作り直されます。
そのため、「現在の戸籍」→「親の古い戸籍(除籍)」→「祖父の古い戸籍」… と、数珠つなぎに古いものを請求していく作業が必要になります。これを「遡及(そきゅう)」と呼びます。

STEP 2:役所に行く前に準備するもの

スムーズに取得するために、以下のものを準備しましょう。

  • 本人確認書類: マイナンバーカード、運転免許証など(顔写真付きなら1点、保険証などは2点必要)。

  • 手数料(現金): 戸籍謄本は1通450円、除籍・改製原戸籍は1通750円です。1系統(父方のみ)調べるだけでも3,000円〜5,000円程度用意しておくと安心です。

  • 直系親族のリスト: 自分の両親、祖父母の名前や本籍地がわかるメモ。

  • (印鑑): 念のため認印を持参

役所に行く前に準備するもの

無駄な出費を増やさないためには家系図をどこまでの範囲にするかを事前に決めておくのも大事です。

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STEP 3:実際に戸籍を請求する(2つの方法)

以前は「本籍地のある遠くの役所」まで行くか、郵送する必要がありましたが、現在は制度が変わり非常に便利になっています。

方法A:最寄りの役所でまとめて取る(広域交付制度)おすすめ!

2024年(令和6年)3月から、本籍地以外の最寄りの役所でも、全国の戸籍が取れる「広域交付」が始まりました。

  1. 自宅や職場の近くの役所(市民課・戸籍課)へ行く。

  2. 窓口で「家系図を作りたいので、自分の直系尊属(父母・祖父母など)の遡れる戸籍をすべて出してください」と伝える。

  3. マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証を提示する。

これだけで、北海道から沖縄まで、散らばっているご先祖様の戸籍をまとめて発行してもらえます。
※ただし、窓口が混雑していると発行に時間がかかるため、「後日受け取り」になる場合もあります。時間に余裕を持って行きましょう。

方法B:郵送で請求する

広域交付は「顔写真付き身分証」がないと利用できない場合があります。その場合は、従来どおり郵送で請求します。

  1. 本籍地の役所ホームページから「戸籍郵送請求書」をダウンロードして記入。

  2. 手数料分の「定額小為替(ていがくこがわせ)」を郵便局で購入して同封。

  3. 返信用封筒と身分証のコピーを入れてポストへ投函。

郵送はやり取りに1〜2週間かかるため、可能であれば方法Aの「窓口での広域交付」をおすすめします。

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STEP 4:入手した戸籍を読み解くポイント

無事に古い戸籍(除籍謄本)を手に入れたら、解読作業です。
明治・大正時代の戸籍は、筆による手書きや、旧字体(難しい漢字)で書かれており、最初は暗号に見えるかもしれません。

古い戸籍の例

見るべきポイントは3つだけ

全文を読む必要はありません。家系図作りに必要なのは以下の3点です。

  1. 戸主(こしゅ): その家の主(一番右に書かれている人)。

  2. 父母の名前: その人物の父親と母親の名前。

  3. 出生日・没年月日: いつ生まれ、いつ亡くなったか。

わからない漢字があっても、「前後の文脈」や「親の名前」から推測できます。どうしても読めない場合は、役所の係の人に聞くと教えてくれることもあります(郵送の場合は不可)。

STEP 5:集めた情報を「xGrapher」で図にする

戸籍を集めると、手元には何枚もの複雑な書類が積み上がります。
「誰が誰の親だっけ?」「この日付はどこに書こう?」と混乱してしまう前に、情報を整理して家系図の形にしましょう。

おすすめは、オンライン作成ツールのxGrapher(エックスグラファー)を使う方法です。

xGrapherが調査に便利な理由

  • とりあえず入力できる: まだ繋がっていなくても、わかった人物からボックスを作って置いておけます。

  • 生没年を入力可能: 名前だけでなく、戸籍で判明した「出生日・死亡日」も記録できます。

  • 写真も保存: 取得した戸籍の写真をスマホで撮り、その人物のデータとして添付しておくことも可能です(※機能による)。

紙に手書きをして書き直す手間を省き、調査と並行してきれいなデジタル家系図を完成させましょう。

xGrapherの家系図作成画面

xGrapherで調査結果をまとめてみる(無料)

戸籍調査に関するQ&A

Q1. 1通でどこまで昔のことがわかりますか?

A1. 戸籍は「夫婦と未婚の子供」の単位で作られるため、1通でわかるのは基本的に「親子の2世代分」です。そこから親の戸籍、そのまた親の戸籍…と4〜6通ほど遡ることで、幕末生まれの先祖にたどり着きます。

Q2. 傍系(おじ・おば等の家系)の戸籍も取れますか?

A2. 原則として、委任状なしで取れるのは「直系尊属(父母・祖父母・曾祖父母…)」のみです。親の兄弟(おじ・おば)や、その子供(いとこ)の戸籍を取るには、正当な理由や委任状が必要になるため、まずは自分の直系を調べることから始めましょう。

Q3. 費用はどれくらいかかりますか?

A3. 父方・母方の両方を幕末まで遡ると、取得する戸籍の枚数は全部で10〜15通程度になることが多いです。手数料の総額としては5,000円〜2万円程度を見ておくと良いでしょう。行政書士に依頼した場合の相場(10万円〜)に比べれば格安です。

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Q4. 役所に古い戸籍がないと言われました

A4. 保管期間の経過や、戦災・災害(火事など)による焼失で、古い戸籍が廃棄されている場合があります。その場合は「廃棄証明書」をもらい、お寺の過去帳やお墓を調べる次のステップへ進むことになります。

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まとめ:役所への旅は、ルーツを知る一番の近道

「戸籍を取る」と聞くと難しそうに感じますが、今は「広域交付」のおかげで、近くの役所に行くだけで誰でも簡単に自分のルーツを集められるようになりました。

  1. 最寄りの役所へ行く。

  2. 「遡れる戸籍を全部ください」と頼む。

  3. 集まった情報をxGrapherに入力する。

この3ステップだけで、あなただけの壮大な歴史物語が見えてきます。
今度の休日は、少し早起きして役所へ行ってみませんか?

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コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

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