相関図の書き方を徹底解説!見やすい相関図を作る5つのコツ

「相関図」とは、人や物事の関係性を線と図形で視覚化した図のことです。テレビ番組の公式サイトでよく見かける「人物相関図」が最もなじみ深いですが、ビジネスや教育の場でも幅広く活用されています。
[相関図の例]
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相関図の最大のメリットは、複雑に絡み合った関係を一枚の図で直感的に把握できることです。文章だけでは伝わりにくい「AとBは対立している」「CはDの部下で、Eとは親友」といった関係が、図にすることで一目瞭然になります。
相関図の主な種類
相関図と一口にいっても、用途によって種類が異なります。
種類 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
人物相関図 | ドラマ・アニメ・小説の登場人物整理 | キャラクターの関係性(恋愛・友情・敵対など)を図示 |
ビジネス相関図 | ステークホルダーマップ、組織関係の可視化 | 取引先・部署・担当者間の力関係を整理 |
品質管理の相関図 | QC7つ道具の一つ | 2つの変数の相関関係を散布図で表す(本記事の対象外) |
本記事で解説するのは、人物やビジネス上の関係性を示す「関係図」としての相関図です。品質管理で使われる散布図(QC7つ道具)とは目的が異なりますのでご注意ください。
相関図を書く前の準備3ステップ
いきなり図を描き始めると、途中で「あの人を入れ忘れた」「関係性が整理しきれない」といった問題が発生しがちです。まずは以下の3ステップで情報を整理しましょう。
ステップ1:目的を明確にする
相関図を作る目的によって、載せるべき情報の粒度が変わります。
ドラマの人間関係を整理したい → 主要キャスト+関係ラベル(恋人・ライバルなど)
プロジェクトの関係者を把握したい → 担当者名+所属+役割+連絡先
歴史上の人物関係を学びたい → 人名+時代+主従関係や血縁
「誰に・何を伝えるための相関図か?」を最初に決めておくと、必要な情報がブレずに済みます。
ステップ2:登場人物・要素をリストアップする
相関図に登場させる人物(または組織・概念)をすべて書き出します。この段階では漏れなく洗い出すことが重要です。
おすすめの方法は、まず思いつく限りリストアップしてから、重要度でA(必須)・B(できれば入れたい)・C(省略可)の3段階に分類することです。見やすい相関図にするには6〜15個程度の要素数が理想的です。多すぎると線が交差して読みにくくなるため、Cランクの要素は思い切って省略しましょう。
ステップ3:関係性を洗い出して分類する
リストアップした人物同士の関係性を一つずつ確認し、種類ごとに分類します。例としては以下のような分類が。
関係の種類 | 例 | 線の表現(例) |
|---|---|---|
友情・信頼・協力 | 親友、同盟、ビジネスパートナー | 青の実線 |
敵対・対立 | ライバル、宿敵 | 赤の破線 |
恋愛・夫婦 | 恋人、片思い、婚姻 | ピンクの線 |
家族・血縁 | 親子、兄弟 | オレンジの実線 |
上下関係 | 上司と部下、師匠と弟子 | 紫の矢印線 |
その他 | 因縁、謎の関係 | グレーの破線 |
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この段階で整理しておけば、図を描くときに「この線は何色にしよう」と迷わずスムーズに進められます。
【実践】相関図の書き方を5ステップで解説
ここからは、実際に相関図を描く手順を5ステップで解説します。例として「あるドラマの人物相関図」を作る流れで説明しますが、ビジネス用途でも手順は同じです。
ステップ1:中心人物を配置する
まず、最も重要な人物を画面の中央付近に配置します。ドラマなら主人公、ビジネスならプロジェクトリーダーや対象企業です。
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ポイント: 他の人物より少し大きめのサイズ、または目立つ色にすると主役感が出ます。
ステップ2:主要人物を周囲に配置する
中心人物と関係の深い人物から順に、周囲に配置していきます。
関係が密な人物は近くに、関係が薄い人物は遠くに配置
対立する人物は中心を挟んで反対側に配置すると、対立構図が視覚的に伝わる
重要度の高いキャラは中央寄り、サブキャラは外周に配置
扇形や円形に配置すると、線が交差しにくくバランスのよい図になります。
ステップ3:グループで囲む
所属や陣営が明確な人物たちは、背景色のエリアで囲みます。
グループの枠内にはラベル(グループ名)を上部に表示する
人物ノードは枠の端から少し内側に配置する(余白を確保)
どのグループにも属さないキャラは、枠の外に自由に配置してOK
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ステップ4:関係線を引きラベルをつける
関係のある人物同士を線で結び、それぞれにラベル(関係の説明)を付けます。
先に「準備ステップ3」で分類した関係性リストを見ながら引く
主要な関係線から先に引く(主人公まわりの線 → サブキャラ同士の線)
ラベルはできるだけ短く簡潔に(「師匠として指導」「密かな好意」など)
ステップ5:色・太さ・線種を調整して仕上げる
最後に、全体のバランスを見ながら調整します。
関係の種類に応じて線の色を統一(恋愛=ピンク、友情=青、敵対=赤…)
重要な関係線は太く、補助的な関係線は細く
確定した関係は実線、不確定な関係は破線
全体を俯瞰して、線の交差や人物の重なりがないか確認
これで相関図の完成です。慣れてくれば15〜30分程度で作成できるようになります。
【用途別】相関図の活用シーン
相関図は娯楽だけでなく、さまざまな場面で役立ちます。
ドラマ・アニメ・映画の人物相関図
最も一般的な活用シーンです。登場人物が多い作品では、公式サイトの相関図を見ても「もっと細かい関係も知りたい」と思うことがあります。自分で相関図を作れば、推しキャラを中心にした独自の相関図や、ネタバレ込みの詳細版など自由にカスタマイズできます。
SNSで共有すれば、同じ作品のファン同士で盛り上がるきっかけにもなります。実際の作品例は2026年冬ドラマ人物相関図まとめで紹介しています。

【2026年冬ドラマ】人物相関図一覧まとめ|全作品のキャスト・登場人物の関係を網羅
2026年1月スタートの冬ドラマの人物相関図を全作品まとめて紹介。曜日別に各ドラマのキャスト・あらすじ・登場人物の関係性をわかりやすく整理しました。注目作の相関図解説や、オリジナル相関図の作り方も。
小説・漫画の登場人物整理
長編小説や長期連載漫画は、巻数が増えるにつれて登場人物も増え続けます。「この人、前にどこで出てきたっけ?」を防ぐために、読みながら相関図を更新していくと物語への理解が格段に深まります。
ビジネスのステークホルダーマップ
プロジェクトに関わるステークホルダー(関係者)の力関係や意思決定ルートを可視化することで、「誰に・どの順番で・何を説明すればよいか」が明確になります。新しいプロジェクトへの参画時や、チーム内の引き継ぎ資料としても有効です。
歴史上の人物関係整理
戦国時代の武将の同盟関係、幕末の志士たちの交友関係など、歴史の勉強にも相関図は最適です。教科書の文章を読むだけでは頭に入りにくい複雑な人間関係も、図にすると一気に理解できます。大河ドラマの予習・復習にもおすすめです。
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相関図を無料で作成できるおすすめツール
相関図は紙とペンでも作れますが、デジタルツールを使えば修正・共有・印刷が格段にラクになります。ここでは目的に応じたツールを紹介します。
ブラウザで作れる相関図メーカー
最も手軽なのは、ブラウザ上で動作する専用の相関図メーカーです。 インストール不要で、PCでもスマホでもすぐに使い始められます。
xGrapher(エックスグラファー)の相関図メーカーは、本記事で解説した5つのコツ——中心配置、グループの色分け、線の種類・色の使い分け、矢印の方向設定、ラベル付け——をすべてブラウザ上で直感的に操作できます。

主な特徴:
登録不要・無料で利用可能
人物ノードの色・形・サイズを自由にカスタマイズ
関係線の色・太さ・スタイル(実線/破線/点線)・矢印の方向を細かく設定
グループエリアで陣営を視覚的に表現
PNG・JPEG・SVG形式で書き出し可能
ドラマや映画の人物相関図の例も多数公開中
Excel・PowerPointで作る場合
ExcelやPowerPointの「図形」機能や「SmartArt」でも相関図を作ることは可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。
線のスタイル変更が手間 — 色・太さ・矢印を一本ずつ手作業で設定する必要がある
レイアウト調整が大変 — 人物を動かすと線が追従しないため、位置変更のたびに線の引き直しが発生
グループの色分けが面倒 — 背景色の矩形を人物の下に手動で配置する必要がある
「すでにOfficeを使い慣れている」「社内資料に組み込みたい」といった場合はExcel/PowerPointも選択肢です。
よくある質問(FAQ)
Q. 相関図は何人くらいまでが見やすい?
6〜15人が最適です。 人数が少なすぎると相関図にする意味が薄れ、20人を超えると線が交差して視認性が大幅に低下します。20人以上を扱う場合は、メインキャラとサブキャラで相関図を2枚に分けるか、グループ単位でまとめると見やすくなります。
Q. 線が交差して見にくくなったらどうする?
まず人物の配置を見直しましょう。 線が交差する原因の多くは配置の問題です。関係の密な人物同士を近くに配置し直すだけで、線の交差は大幅に減ります。それでも交差する場合は、線を直線ではなく曲線にする、または重要度の低い関係線を削除することを検討してください。
※xGrapherなら人物をドラッグ&ドロップで動かすだけで、線が自動で追従するので配置の微調整が簡単です
Q. 相関図と組織図の違いは?
組織図は上下関係(階層構造)に特化しており、社長→部長→課長のような縦のツリー構造で表現します。一方、相関図は上下に限らないあらゆる関係(友情、敵対、恋愛、協力など)を自由なレイアウトで表現できます。ビジネスで使う場合、階層構造を示したいなら組織図、人間関係の全体像を示したいなら相関図が適しています。
Q. スマホでも相関図は作れる?
はい、ブラウザベースのツールであればスマホでも作成可能です。ただし画面が小さいため、複雑な相関図の作成にはPCやタブレットの方が作業しやすいでしょう。スマホでは「簡単な相関図の閲覧」や「ちょっとした修正」に向いています。
Q. 相関図の作成にかかる時間は?
準備(人物リストアップ・関係整理)に15〜30分、図の作成に15〜30分が目安です。相関図メーカーなどの専用ツールを使えば、テンプレートをベースに10分程度で作成できるケースもあります。初めての方でも1時間あれば十分な品質の相関図が完成します。
まとめ
相関図の書き方のポイントは、
中心人物の配置
グループの色分け
線種の使い分け
矢印の方向
情報の絞り込み
の5つです。いきなり図を描き始めるのではなく、目的の明確化→人物のリストアップ→関係性の分類という準備を行うことで、見やすく伝わる相関図に仕上がります。
まずはxGrapherの相関図メーカーで、本記事の5つのコツを意識しながら相関図を作成してみてください。テンプレートも用意されているので、初めての方でもすぐに始められます。

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