離婚・再婚・死別はどう書く?家系図の複雑な書き方ルールとマナーを解説

Cover Photo

「家系図を作りたいけれど、離婚歴がある場合はどう書けばいいの?」
「再婚して連れ子がいる場合、線の引き方がわからない…」

家系図を作り始めると、必ずと言っていいほど直面するのがこうした「複雑な家族関係」の書き方です。
一直線の家系図なら簡単ですが、離婚や再婚、養子縁組などが絡むと、途端にレイアウトが難しくなり、マナーも気になりますよね。

実は、個人の趣味で作る家系図に「法律のような絶対的なルール」はありません。しかし、見る人が不快にならない「マナー」や、関係性が誤解されないための「書き方の型」は存在します。

この記事では、迷いやすいケース別の書き方と、複雑な図をスッキリ見せるためのポイントを解説します。

基本の考え方:「誰に見せるか」で書き方を変える

具体的な書き方の前に、一番大切なルールをお伝えします。それは「家系図の目的(誰に見せるか)」によって書き方を変えるということです。

1. 正確な記録を残したい場合(自分用・調査用)

自分自身のルーツを知るための調査記録であれば、事実をありのままに書くのが基本です。
戸籍謄本通りに、離婚した配偶者も、若くして亡くなった方も全員記載します。

2. 親戚に配る・飾る場合(観賞用)

親戚の集まりで配ったり、額縁に入れて飾ったりする場合は、「配慮」が必要です。
例えば、現在の配偶者が嫌がる場合は「元配偶者の名前をあえて書かない」という選択も正解です。家系図は家族の絆を深めるためのもの。争いの種になっては本末転倒です。

調査用と観賞用の家系図の比較

ケース別:複雑な家系図の書き方と線の引き方

それでは、具体的な書き方(線の引き方)を解説します。
※ここでは一般的な横書き(ツリー型)の家系図を想定しています。

1. 「離婚」の書き方

離婚した場合、大きく分けて2つの表現方法があります。

  • 方法A:二重線の上に「×」を書く(または斜線)
    元配偶者の名前を書き、夫婦をつなぐ二重線の上に「×」印や「//(斜線)」を入れます。関係が切れたことを視覚的に示します。

  • 方法B:配偶者と離して書く
    線を繋げず、備考欄のように「元夫:〇〇」と小さく記すか、あるいは図には記載しない方法です。

家系図における離婚の表現方法

元配偶者との間に子供がいる場合

子供との親子関係(血縁)は切れていないため、元配偶者との間から子供へ線を引く必要があります。
これが手書きやエクセルで最も難しいポイントですが、元配偶者も図の中に配置し、子供へと線を伸ばします。

元配偶者との間に子供がいる場合の家系図

2. 「再婚」の書き方

再婚の場合、夫(または妻)の隣に、新しい配偶者を並べて書きます。

  • 配置順序: 時系列順に、内側(本人に近い方)から「最初の配偶者」→「次の配偶者」と並べるのが一般的ですが、現代では「現在の配偶者を本人のすぐ隣」に配置し、元配偶者をその外側に書くケースも増えています。またこれらは絶対的なルールではないので見やすさを重視して、再婚相手を左、元配偶者を右などとして配置しても良いでしょうか。

連れ子がいる場合

再婚相手の連れ子は、「再婚相手」と「その元配偶者」との間から線を引くのが正確ですが、図が複雑になりすぎる場合は、再婚相手から一本線を下ろし、子供につなげることもあります。
※養子縁組をしているかどうかで法的な親子関係は変わりますが、家系図上は家族として並べて書くのが一般的です。

連れ子がいる場合の家系図

3. 「亡くなった方(故人)」の書き方

すでに亡くなっている方を区別する場合、以下の方法があります。

  • 「故」「亡」をつける: 名前の頭に小さく「故」や「亡」と書きます。

  • 没年月日を入れる: 名前の下に「令和〇年〇月〇日没(行年〇歳)」と詳細を記します。

  • 名前を薄くする・枠を変える: 視覚的に区別する方法ですが、あまり一般的ではありません。

家系図での亡くなった方の表現方法

名前を赤字にするのは避けましょう(墓石などでは生存者を赤字にすることがあるため、混乱を招きます)。黒字で書くのがマナーです。

複雑な家系図作成は「ツール」を使えば一瞬で解決

ここまで読んで「配置が難しそう…」「線を引くのが面倒くさそう」と感じた方も多いのではないでしょうか?
特に「離婚して、再婚して、それぞれに子供がいる」といったケースを、エクセルや手書きできれいに描くのは至難の業です。

そんな時こそ、家系図作成ツールの出番です。

オンラインツール「xGrapher」で簡単に家系図作成

Web上で使えるxGrapher(エックスグラファー)は、複雑な家族関係の描画に特化しています。

  • 登録不要で即家系図作成:ユーザー登録など不要で即利用可能

  • レイアウトが簡単:名前をドラッグ&ドロップするだけでレイアウトを調整可能

  • ボタンひとつで複雑な関係も実現:単純に親や子、配偶者をボタンで追加削除するだけで綺麗な家系図が完成します

手書きのように書き直す手間も、エクセルのように線がズレるストレスもありません。

xGrapherで複雑な家系図を整理してみる(無料)

xGrapherの家系図作成画面
【実録】普通の30代が戸籍で家系図を作ったら江戸時代(1826年)まで遡れた話
あわせて読みたいRELATED POST

【実録】普通の30代が戸籍で家系図を作ったら江戸時代(1826年)まで遡れた話

【家系図やってみた】大阪の農家出身・30代筆者が、役所の「広域交付」を使って実際に戸籍を集めてみました。かかった費用は13,500円。判明したのは文政9年(1826年)生まれの先祖まで。7代前まで遡り、225人の巨大な家系図が完成するまでの全記録を公開します。

家系図の書き方 Q&A

よくある疑問や、さらに細かいケースについてお答えします。

Q1. 事実婚(内縁関係)はどう書けばいいですか?

A1. 法律上の婚姻関係になくても、家族として認識しているなら記載して構いません。区別したい場合は、夫婦の線を「二重線(=)」ではなく「一本線(ー)」にするか、点線で結ぶなどの工夫をすると良いでしょう。

Q2. 絶縁状態の親族も書くべきですか?

A2. 心情的に載せたくない場合は、無理に載せる必要はありません。ただし、後々の相続などで正確な図が必要になる可能性がある場合は、「調査用」として自分だけのメモには残しておき、「観賞用」の図からは外すという使い分けをおすすめします。

Q3. 前妻・後妻という書き方は失礼ですか?

A3. 「前妻」「後妻」という言葉をそのまま家系図の中に書くことはあまりありません(説明文として書くことはあります)。基本的には名前のみを記載するか、区別が必要な場合は「(昭和〇年離婚)」といった事実のみを併記するのがスマートです。

Q4. 養子は実子と区別して書きますか?

A4. 書き分ける場合は、養子へつなぐ線を「二重線」にしたり、名前の横に「(養子)」と記載したりします。ただ、家族として分け隔てなく接している場合は、あえて実子と同じ一本線で書くことも多いです。

Q5. 名前がわからない先祖はどう書けばいいですか?

A5. 「〇〇の父」「〇〇の母」とするか、空欄(空白のボックス)のままにしておきます。空白にしておくことで、「いつか判明したときに書き込もう」というモチベーションにもなります。

まとめ:ルールに縛られすぎず、家族の「今」に合わせて作ろう

家系図の書き方に、万人に共通する絶対の正解はありません。
特に離婚や再婚などのデリケートな部分は、「誰のために作るか」という思いやりを持って決めるのが一番のルールです。

複雑な関係を図にするのは大変な作業ですが、xGrapherのようなツールを使えば、レイアウトに悩む時間はなくなります。
「配る用」と「自分用」の2パターンを作るのも、デジタルツールならコピーして一部修正するだけなので簡単です。

まずは気負わず、今の家族の形を整理することから始めてみませんか?

【家系図の作り方】初心者でも簡単!エクセル・アプリ・手書きの手順と書き方のコツを徹底解説
あわせて読みたいRELATED POST

【家系図の作り方】初心者でも簡単!エクセル・アプリ・手書きの手順と書き方のコツを徹底解説

家系図の作り方を初心者向けにわかりやすく解説します。情報の集め方、戸籍謄本の取得方法、書き方の基本ルールから、エクセルや無料のオンライン作成ツール(アプリ)を使ったきれいな家系図の仕上げ方まで完全網羅。自分のルーツを辿る旅を今日から始めましょう。

【2026年版】家系図作成アプリ・ソフトおすすめ5選!PC・スマホ・Mac対応を徹底比較
あわせて読みたいRELATED POST

【2026年版】家系図作成アプリ・ソフトおすすめ5選!PC・スマホ・Mac対応を徹底比較

無料で使える家系図作成アプリ・ソフト5選を徹底比較。【2026年最新】インストール不要の「xGrapher」や、人気の「名字由来net」「ラクラク家系図」、定番の「エクセル」まで。スマホ・PC・Macの対応状況や、セキュリティ・印刷のしやすさで選び方を解説します。

【登録不要】xGrapherで家系図を作成する

xgrapher

コラム著者・編集者

xGrapher編集チーム

xGrapher編集チームは、オンラインチャート作成ツールの開発者、技術ライターからなる専任チームです。グラフやチャートに関する実務経験から得た知識を活かし、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに努めています。

関連記事