第二次世界大戦(1939-1945年)の主要指導者・軍人の関係を示した相関図です。
1939年9月のドイツによるポーランド侵攻に始まり、1945年8月の日本降伏まで続いた人類史上最大の戦争。ドイツ・イタリアを中心とする枢軸国と、イギリス・アメリカ・ソ連・自由フランスを中心とする連合国の二大陣営が対立しました。ヤルタ会談・ポツダム会談などの首脳会議を経て戦後の国際秩序が形成され、国際連合の設立や冷戦構造の端緒となりました。
登場人物一覧
アドルフ・ヒトラー
ナチス・ドイツの総統(1889-1945年)。1933年に首相、翌年に総統に就任し独裁体制を確立。ドイツの領土拡大と人種的「純粋」帝国の建設を目指し、1939年9月のポーランド侵攻で第二次世界大戦を引き起こした。フランス侵攻やソ連侵攻(バルバロッサ作戦)など主要な軍事作戦を決定。1945年4月30日、ベルリン陥落直前に地下壕で自殺した。
ベニート・ムッソリーニ
イタリアのファシスト党指導者・首相(1883-1945年)。1922年のローマ進軍で政権を掌握し独裁体制を確立。ローマ帝国の栄光の復活を目指しエチオピア戦争(1935-36年)を遂行。1936年にベルリン・ローマ枢軸を形成し、1939年に鋼鉄同盟、1940年に日独伊三国同盟を締結。1940年に参戦するもギリシャ・北アフリカで軍事的失敗を重ね、1943年に失脚。1945年4月にパルチザンに捕らえられ銃殺された。
エルヴィン・ロンメル
ドイツ陸軍元帥(1891-1944年)。「砂漠の狐」の異名で知られる。北アフリカ戦線でドイツ・アフリカ軍団を指揮し、戦力的に優勢なイギリス軍を巧みな戦術で翻弄した。敵のチャーチル首相からも「偉大な将軍」と称賛された。1944年7月20日のヒトラー暗殺計画への関与を疑われ、同年10月14日に自殺を強要され服毒死した。
東条英機
日本の軍人・政治家(1884-1948年)。陸軍大将。関東軍参謀長、陸軍次官を経て、1941年10月に第40代内閣総理大臣に就任。同年12月の真珠湾攻撃により太平洋戦争の開戦に踏み切った。陸相・内相を兼任し戦時体制を主導したが、1944年7月のサイパン陥落の責任をとって辞任。敗戦後、極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯として起訴され、1948年12月23日に絞首刑に処された。
ウィンストン・チャーチル
イギリス首相(1874-1965年)。1940年5月に首相に就任し、ナチス・ドイツとの戦いを指導。降伏を拒否し、バトル・オブ・ブリテンの最中に演説で国民を鼓舞した。ルーズベルト、スターリンとともに「ビッグ・スリー」として連合国の戦略を策定。ヤルタ会談・ポツダム会談に出席し戦後の国際秩序形成に関与した。1945年7月の総選挙で敗北し退陣。
フランクリン・D・ルーズベルト
アメリカ合衆国第32代大統領(1882-1945年)。1941年12月の真珠湾攻撃を受けて参戦し、連合国の戦略立案に主導的役割を果たした。チャーチル、スターリンとともに「ビッグ・スリー」として戦後構想を構築。1945年2月のヤルタ会談で国際連合の設立や戦後の勢力圏について合意したが、同年4月12日に脳卒中で急逝。在任中に4選を果たした唯一の大統領。
ヨシフ・スターリン
ソビエト連邦の最高指導者(1878-1953年)。1922年に党書記長、1941年に人民委員会議長(首相)に就任。1941年6月のドイツによるソ連侵攻(独ソ戦)以降、ソ連軍の軍事戦略を掌握し大規模な工業・軍事動員を主導。スターリングラードの戦いでドイツ軍に決定的敗北を与えた。ヤルタ会談でルーズベルト・チャーチルと戦後秩序を協議し、対日参戦の密約を交わした。
シャルル・ド・ゴール
フランスの軍人・政治家(1890-1970年)。1940年6月のパリ陥落後、ロンドンに亡命し「自由フランス」を樹立。6月18日にBBCを通じて歴史的演説を行い、国内外のフランス人に対独抵抗運動(レジスタンス)を呼びかけた。自由フランス軍を率いるとともにフランス国内のレジスタンスを支援。1944年8月25日のパリ解放後に入城し、臨時政府の首相となって戦後経営にあたった。
ドワイト・D・アイゼンハワー
アメリカの軍人・政治家(1890-1969年)。1942年からアメリカ軍司令官として北アフリカ・イタリアに進撃。1944年6月には連合国遠征軍最高司令官としてノルマンディー上陸作戦(D-デイ)を指揮し成功に導いた。ヨーロッパ戦線における450万人の連合軍全軍の最高司令官を務め、1944年12月に陸軍元帥に昇進。戦後はNATO軍最高司令官を経て第34代大統領に就任した。
ハリー・S・トルーマン
アメリカ合衆国第33代大統領(1884-1972年)。1945年4月12日、ルーズベルト大統領の急逝により副大統領から大統領に昇格。ヤルタ会談の秘密協定やマンハッタン計画(原子爆弾開発)の詳細を就任後に初めて知らされた。ポツダム会談でスターリン、チャーチルと戦後処理を協議。広島・長崎への原爆投下を決断し、第二次世界大戦を終結させた。戦後は国際連合・NATO・CIAの創設に関与した。
関係性一覧
- ヒトラー →枢軸同盟(鋼鉄同盟・三国同盟) →ムッソリーニヒトラー は ムッソリーニ に対して「枢軸同盟(鋼鉄同盟・三国同盟)」の関係です。
- ヒトラー →北アフリカ軍団を委任 →ロンメルヒトラー は ロンメル に対して「北アフリカ軍団を委任」の関係です。
- ロンメル →暗殺計画関与を疑われ自殺強要 →ヒトラーロンメル は ヒトラー に対して「暗殺計画関与を疑われ自殺強要」の関係です。
- ヒトラー →独ソ戦(1941-1945)で激突 →スターリンヒトラー は スターリン に対して「独ソ戦(1941-1945)で激突」の関係です。
- ヒトラー →バトル・オブ・ブリテンで対決 →チャーチルヒトラー は チャーチル に対して「バトル・オブ・ブリテンで対決」の関係です。
- チャーチル →「ビッグ・スリー」戦略的パートナー →ルーズベルトチャーチル は ルーズベルト に対して「「ビッグ・スリー」戦略的パートナー」の関係です。
- チャーチル →対独戦で協力(イデオロギーは対立) →スターリンチャーチル は スターリン に対して「対独戦で協力(イデオロギーは対立)」の関係です。
- ルーズベルト →ヤルタ会談で戦後秩序を協議 →スターリンルーズベルト は スターリン に対して「ヤルタ会談で戦後秩序を協議」の関係です。
- ルーズベルト →急逝により大統領職を継承 →トルーマンルーズベルト は トルーマン に対して「急逝により大統領職を継承」の関係です。
- ルーズベルト →連合軍最高司令官に任命 →アイゼンハワールーズベルト は アイゼンハワー に対して「連合軍最高司令官に任命」の関係です。
- チャーチル →自由フランスの亡命先として支援 →ド・ゴールチャーチル は ド・ゴール に対して「自由フランスの亡命先として支援」の関係です。
- ド・ゴール →対独レジスタンスを組織 →ヒトラード・ゴール は ヒトラー に対して「対独レジスタンスを組織」の関係です。
- アイゼンハワー →北アフリカ・ノルマンディーで対峙 →ロンメルアイゼンハワー は ロンメル に対して「北アフリカ・ノルマンディーで対峙」の関係です。
- チャーチル →「偉大な将軍」と敵ながら称賛 →ロンメルチャーチル は ロンメル に対して「「偉大な将軍」と敵ながら称賛」の関係です。
- ムッソリーニ →北アフリカ・地中海で敵対 →チャーチルムッソリーニ は チャーチル に対して「北アフリカ・地中海で敵対」の関係です。
- トルーマン →ポツダム会談(冷戦の端緒) →スターリントルーマン は スターリン に対して「ポツダム会談(冷戦の端緒)」の関係です。
- アイゼンハワー →パリ解放で協力 →ド・ゴールアイゼンハワー は ド・ゴール に対して「パリ解放で協力」の関係です。
- 東条英機 →日独伊三国同盟(枢軸国の指導者) →ヒトラー東条英機 は ヒトラー に対して「日独伊三国同盟(枢軸国の指導者)」の関係です。
- 東条英機 →三国同盟の指導者 →ムッソリーニ東条英機 は ムッソリーニ に対して「三国同盟の指導者」の関係です。
- 東条英機 →真珠湾攻撃で開戦(太平洋戦争) →ルーズベルト東条英機 は ルーズベルト に対して「真珠湾攻撃で開戦(太平洋戦争)」の関係です。
- 東条英機 →原爆投下・日本降伏(太平洋戦争終結) →トルーマン東条英機 は トルーマン に対して「原爆投下・日本降伏(太平洋戦争終結)」の関係です。
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