『日清戦争』を相関図でわかりやすく解説

日清戦争(1894〜1895年)は、朝鮮半島の支配権をめぐって日本と清国が衝突した近代東アジア最初の大規模な国際戦争です。

1894年、朝鮮で起きた甲午農民戦争(東学党の乱)をきっかけに、日本と清国がそれぞれ朝鮮に出兵。同年8月1日に日本が清国に宣戦布告し、黄海海戦や平壌の戦いなどで日本が勝利を重ねました。1895年4月17日、下関にて伊藤博文・陸奥宗光と李鴻章の間で講和条約(下関条約)が締結され、清国は朝鮮の独立承認、遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲、賠償金2億両の支払いなどを認めました。この戦争は東アジアにおける地域覇権が中国から日本へ移る転換点となりました。

スクロールで拡大縮小 / ドラッグで移動

登場人物一覧

明治天皇

明治天皇

第122代天皇。日清戦争では大本営を広島に移し、自ら広島に滞在して戦争指揮の中心に位置した。1894年9月15日から1895年5月30日まで約227日間、広島大本営で戦争を統率した。

伊藤博文

伊藤博文

第5代内閣総理大臣(第2次伊藤内閣)。日清戦争時の日本の最高指導者として、大本営を広島に移転し挙国一致体制を確立した。1895年4月17日、日本全権として下関にて清国全権の李鴻章と講和条約(下関条約)を締結した。

陸奥宗光

陸奥宗光

外務大臣。「カミソリ大臣」の異名を持つ。日清戦争に先立ち、1894年に日英通商航海条約を締結し治外法権の撤廃に成功した。日本全権として伊藤博文とともに下関条約の締結に臨み、戦中・戦後の外交処理を主導した。

山県有朋

山県有朋

陸軍大将・枢密院議長。日清戦争では第一軍司令官として朝鮮半島に出征した。配下の野津道貫率いる第五師団が平壌の戦いで勝利を収めたが、山県自身は9月下旬から胃病を患い、11月29日の明治天皇の勅語により帰国を命じられ12月8日に帰国。戦後、侯爵に昇叙された。

東郷平八郎

東郷平八郎

海軍大佐。日清戦争では浪速型防護巡洋艦「浪速」の艦長として黄海海戦に参加した。後に日露戦争で連合艦隊司令長官として日本海海戦を指揮し「東洋のネルソン」と称される。

西
西太后

西太后

清朝の実質的な最高権力者。「后派」と呼ばれる旧勢力を率いて光緒帝を牽制していた。日清戦争には開戦に反対したが、帝派の主戦論に押し切られた。戦後、光緒帝が推進した戊戌の変法(百日維新)をクーデターで弾圧し、光緒帝を幽閉した。

光緒帝

光緒帝

清朝第11代皇帝。日清戦争では主戦派を支持し開戦を決断した。戦後、相次ぐ敗北と下関条約の屈辱から国勢回復を切望し、康有為・梁啓超らとともに戊戌の変法(百日維新)を開始するが、西太后のクーデターにより幽閉された。

李鴻章

李鴻章

直隷総督兼北洋大臣。清朝の実質的な最高実力者の一人で、洋務運動を推進し北洋艦隊を建設した。日清戦争では開戦に消極的だったが主戦派に押し切られた。戦後、清国全権として下関にて伊藤博文と講和交渉を行い、1895年4月17日に下関条約に調印した。

丁汝昌

丁汝昌

北洋艦隊提督。李鴻章の下で北洋艦隊の指揮官に任命された。1894年9月17日の黄海海戦では旗艦「定遠」で指揮を執ったが負傷。残存艦隊を威海衛に退避させて防備を固めたが、1895年2月に降伏を拒否し、李鴻章に決別の打電を行った後に服毒自決した。

関係性一覧

  • 明治天皇総理大臣に任命伊藤博文明治天皇 は 伊藤博文 に対して「総理大臣に任命」の関係です。
  • 明治天皇第一軍司令官に任命山県有朋明治天皇 は 山県有朋 に対して「第一軍司令官に任命」の関係です。
  • 伊藤博文内閣の首相と外相陸奥宗光伊藤博文 は 陸奥宗光 に対して「内閣の首相と外相」の関係です。
  • 伊藤博文下関条約で対峙(日本全権)李鴻章伊藤博文 は 李鴻章 に対して「下関条約で対峙(日本全権)」の関係です。
  • 陸奥宗光下関条約で対峙(外交交渉)李鴻章陸奥宗光 は 李鴻章 に対して「下関条約で対峙(外交交渉)」の関係です。
  • 山県有朋陸軍と海軍(共同作戦)東郷平八郎山県有朋 は 東郷平八郎 に対して「陸軍と海軍(共同作戦)」の関係です。
  • 西太后実権掌握・開戦に反対光緒帝西太后 は 光緒帝 に対して「実権掌握・開戦に反対」の関係です。
  • 光緒帝主戦派として対立西太后光緒帝 は 西太后 に対して「主戦派として対立」の関係です。
  • 光緒帝全権大使に任命李鴻章光緒帝 は 李鴻章 に対して「全権大使に任命」の関係です。
  • 李鴻章北洋艦隊を統括丁汝昌李鴻章 は 丁汝昌 に対して「北洋艦隊を統括」の関係です。
  • 東郷平八郎黄海海戦で交戦丁汝昌東郷平八郎 は 丁汝昌 に対して「黄海海戦で交戦」の関係です。
  • 明治天皇宣戦布告(両国元首)光緒帝明治天皇 は 光緒帝 に対して「宣戦布告(両国元首)」の関係です。
  • 西太后北洋大臣として重用李鴻章西太后 は 李鴻章 に対して「北洋大臣として重用」の関係です。
  • 伊藤博文政治的協力者山県有朋伊藤博文 は 山県有朋 に対して「政治的協力者」の関係です。

おすすめの相関図